京都に行ったら拝観したい、おすすめの仏像!三十三間堂・東寺・三千院を巡る観光ツアー
京都で仏像を見たいと思ったらどこに行けばいいのでしょうか?
仏像は時代ごとにも宗派ごとにもその雰囲気や個性が異なります。
参拝の内容によっても拝む仏像が異なりますが、先ずは入門として、自分が感銘を受ける何かを感じれば良いのではないかと思います。
京都で最初に押さえておきたい仏像の名所を紹介します。
三十三間堂は、正式には蓮華王院本堂(れんげおういんほんどう)といいまして、平清盛が後白河法皇のために建てました。
横長の仏堂は120メートルの長さがあり、その中には言葉は要らないくらい、とにかく圧巻の仏像群が並んでいます。
合計1001体の十一面観音菩薩が整然と並んでおり、その前には国宝の28部衆がその存在感を放っています。
その威容から「仏像の森」と言われている三十三間堂。これほどの数の仏像を見れる所は京都でも他には有りません。
中央には、湛慶(たんけい)が82歳の時に完成させた「十一面観音菩薩坐像」が立派に鎮座していて、参拝者は畏敬の念を込めて参拝されています。
平安京遷都(794年)の2年後の796年に国立の寺院として建てられた東寺。
正式には「教王護国寺」といいますが、詳名は「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院(こんこうみょうしてんのうきょうおうごこくじでんぽういん)」と「弥勒八幡山総持普賢院(みろくはちまんさん そうふげんいん)」という2つの名前があります。
とても長い名前ですよね。
823年に弘法大師空海が嵯峨天皇から賜り、真言密教の根本道場となりました。
高さ55メートルの五重塔は、国内の木造の塔では最も背が高い五重塔です。
そんな東寺には、沢山の種類の仏像が安置されています。
金堂に安置されているご本尊の薬師如来像とその両脇侍の日光月光菩薩像をはじめ、講堂には立体曼荼羅として、大日如来を中心とした多くの如来や菩薩、明王や天を配備しています。
仏像の種類の多さは京都随一。まさに真言密教の聖地です。
京都市左京区大原にある三千院は、天台宗を開いた最澄が比叡山に一院を開いたのが始まりです。
皇族が住持を務める門跡寺院としても知られ、天台三門跡の一つとしても知られています。
そんな三千院の境内に往生極楽院がありまして、そこに祀られている阿弥陀三尊像が見事なのです。
亡くなった人を迎えに来て、今まさに旅立とうとする瞬間を表わした大和座りの観音菩薩と、勢至菩薩。
金色に輝く姿は美しく、辺り一面の緑色の苔とのコントラストが幻想的です。
それぞれの場所ごとに雰囲気が全く異なる仏像。
京都では他にも素晴らしい仏像を見る事が出来ます。
是非自分に有った仏像を見つけて頂き、しっかりと参拝して頂ければと思います。
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田中英哉(たなかひでや)37歳
京都生まれ京都育ち。24歳まで京都で暮らしたが、3年間
名古屋で勤め、京都を離れて初めて京都の魅力に気付く。
Uターン後、京都観光に関する仕事で地域貢献をしようと
「ことぶら」を立上げ。「京都の魅力発信、感動を共有、感
謝される仕事で社会貢献」を理念としてビジネス展開中。
第7回、京都文化ベンチャーコンペティションにて、エフエム京都賞・京都銀行賞を受賞。
ことぶら公式サイト
http://www.lifecrew.jp/kotobura/
【資格】
国内旅行業務取扱管理者(国)
2級ファイナンシャルプランニング技能士(国)
3級知的財産管理技能士(国)
環境社会検定(eco検定)(公)
京都検定2級(民)
旅行地理検定3級(民)
メンタルケアカウンセラー(民)
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