太陽光発電のメリットデメリット!設置コスト、買取価格、蓄電のナゾを一挙解決!

執筆者: 五十嵐 洋介 職業:まちづくり、地域クリエイター、住宅・不動産ライター
はじまりに

こんにちは、山形県へのUIターン移住支援を行っている五十嵐洋介と申します。

私はこれまで設計デザインやインテリアコーディネーター、住宅雑誌のライターの仕事に携わり、この経験を活かして移住を希望されている方に対して、お住まい探しのアドバイスを行っています。


今回は近年ニーズが高まりつつある「太陽光発電」についてお話したいと思います。


「興味があるがイマイチよくわからない」、「設置コストはどのくらいかかるの?」、「電気代はどのくらい得するの?」といったみなさんの疑問にお答えできればと思います。

 

 

そもそも「太陽光発電」って何?

「太陽光発電」とは、太陽の光を太陽電池によって直接的に電力に変換する発電方式のことです。


そして太陽の光が当たると発電する太陽光パネルを屋根に搭載し、これによって創られた電気を家庭内で使用したり、電力会社に売ることができる仕組みのことを「太陽光発電システム」と呼ばれています。

 

 

設置するためにどれくらいのコストがかかるの?

設置価格は「太陽光発電システム」の普及に伴って下がってきています。


平成22年度の平均設置価格は1kwあたり56.5万円でしたが、平成25年度では38.5万円まで下がりました。

一般家庭で4kwを搭載するとなれば、154万円ですね。

 

ただし、屋根の形状やお住まいの状況により、補強工事や追加機器が必要になることもあるのでご注意ください。

一昔前よりも、お求めやすくなってきているという印象です。

設置には補助金も下りるので活用しよう

さらに「太陽光発電システム」を搭載する際には、国、都道府県、地方自治体から補助金を受けられます。

ただし、国としては平成26年度の補助金実施はありませんでした。

設置コストが下がった分、補助金も減少しています。


ちなみに国への申請は「太陽光発電普及拡大センター」を通じて行うことになっているので、「太陽光発電システム」の導入をお考えの方はホームページを確認し、今後の動向を注視していきましょう。

また、都道府県、地方自治体は独自に実施しているので、お近くの役所に問い合わせてみましょう。


ちなみに私が移住支援している山形県の補助金は、26年度現在で3万円/kwでした。

 

どれくらいの電気を発電できるの?

家庭における消費電力は使っている電化製品やライフスタイルなどによって異なるため一概には言えませんが、4人家族の平均年間消費電力量は約5500kWhと言われています。

そして太陽光パネル1kwあたりの年間発電量は地域にも異なりますが大体1000kWh前後。

4kWの太陽光パネルを設置するならば、70%程度を「太陽光発電」でまかなえる計算になります。


つまり使用する電力を抑えれば抑えるほど、得することになり、すべて「太陽光発電」でまかなうことも可能。

余った電気は電力会社に売ることもできるのです。


近年、高気密・高断熱の住まいを謳っている住宅メーカーは多数あります。

気密・断熱性が高いと省エネルギー効果を期待でき、建物の冷暖房に要する光熱費を削減することができます。そのため、余った電気を電力会社に売ることができる「太陽光発電システム」とは相性が良いと言えるでしょう。

 

発電した電気はいくらで売れるの?

毎年、固定買取価格は変わりますが、残念ながら年々下がってきているという状況です。

平成25年度の10kW未満の住宅用太陽光発電の買取期間及び価格は、38円/1kWh(設置から10年間)。

平成26年度では37円/1kWh(設置から10年間)となり、1円減少しています。


こちらも今後の動向を注視していかなければなりませんね。

 

災害時に備えて蓄電もできるの?

また、「太陽光発電」を検討している方に多いのは、「太陽光発電パネルはどのくらい電気を蓄電できるの?」という質問。

勘違いされている方が非常に多いですが、「太陽光発電システム」には蓄電の機能は付いていません。

別売の蓄電池を使わなければならないのです。

 


しかしながら、停電時でも昼間のみ使える自立発電機能は付いているので1500wまでなら電気を使用できます。

これを覚えておくと、非常時にちょっとだけ頼りにできるのではないでしょうか。

 

おわりに

1日の発電量で見ると、太陽が出ている昼間がもっとも発電量は多く、逆に夜間は少なくなります。

そこで昼間の電気使用量は少ないので、自宅で使用する電気をまかなった上で、余った電気を売り、電気使用量が増える夜間は、足りない電気を電力会社から買うことになるのです。


「太陽光発電」を導入するときは、この差し引きでどのくらい利益が出るかをシミュレーションすることが大切。


そして売電と設置時に受けられる補助金、発電による節約額を考え、何年で元が取れるかを考えてみましょう。

 
 コラムニスト情報
五十嵐 洋介
性別:男性  |   現在地:東京都  |   職業:まちづくり、地域クリエイター、住宅・不動産ライター

1982年、山形県酒田市生まれ。
早稲田大学 法学部を卒業後、大和ハウス工業株式会社に入社し、同大学で建築学を学びながら、住宅・マンション・インテリアの設計、都市デザインに従事。その後、SUUMO(株式会社リクルート)をはじめとする住宅・不動産媒体のライターとして活躍し、今まで200社を超える企業や経営者を取材・執筆。
現在、「株式会社 ainak」を設立し、地域活性化、まちづくりに携わる。「酒田市を音楽のまちへプロジェクト」代表。ヤマガタ未来LAB.にて「住まいのナビゲーター」としても活動し、山形県へのUIターン移住支援を行っている。

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