知らなきゃ危険!イタリアで絶対やってはいけないNGしぐさ・ジェスチャーまとめ

執筆者: 澤井 英里 職業:La Terra del Sole代表・通訳・コーディネーター

 

 

はじめに

イタリアはジェスチャー社会。

街の至るところで、大人が身振り手振りを交えて話しています。

 

そんなイタリアで、外国人旅行者は避けた方が良いジェスチャーをご紹介します。

 

 

 

危険度レベル1

顔の前辺りで、手を左右に振るジェスチャー。

 

 

日本では「え、知らないよ」の意味でよく使われますね。

しかし、イタリアでは「あなた、頭が悪いんじゃないの」の意味に取られることもあります。

 

このジェスチャーが原因で、若者同士が喧嘩になったことも。

喧嘩が好きそうなお兄さんの前では、避けた方が良さそうです。

 

危険度レベル2

ロックのコンサートで見かけそうなこのジェスチャー。

Corna(角のサイン)と呼ばれています。

 

 

これは「あなたのパートナーが、あなたを裏切ってることに気付かないなんて、相当鈍いね」という意味。

特に他の人に向けてこのジェスチャーをするのはNGです。

危険度レベル3

物の大きさを、具体的に手で示す時にしてしまいそうな、こちらのジェスチャー。

 

 

イタリアでは「君のこと、これからむちゃくちゃに殴ってやるよ」の意味。

いきなり人前でするのは避けましょう。

暴力的な人だと、驚かれるかもしれません。

 

危険度レベル4

言わずと知れた、Dito medio alzato(中指のサイン)。

 

 

説明するまでもない、インターナショナルな侮辱のジェスチャーです。

意味はイタリアでも同様。

無用なトラブルを避けるためにも、不用意に人前でしないようにしましょう。

 

危険度レベル5

こちらはGesto dell’ombrello(傘のサイン)と呼ばれています。

 

 

中指のサインの強力版。

アルプス一万尺の手遊びに、同じ様なポーズがありますが、気を付けましょう。

いくら日本人観光客だからと言って、このサインをイタリア人の前でしたら即座に喧嘩になります。

遠くからビール瓶が飛んできても、文句言えません。

 

危険度レベル6

開いた手の平を、お腹の方に向けて空中でパタパタさせます。

 

 

日本の「もうお腹いっぱいだよ」の意味で使うジェスチャーと似ていますね。

レストランなどで、ついやってしまいそう。

けれど、イタリアでは最凶・最悪レベルの侮辱ジェスチャーなのです。

 

無事に日本に帰るためにも、絶対に人前でしてはいけません。

 

おまけのレベル0

なぜかガイドブック等でも紹介されている、Buono(美味しいのサイン)。

 

 

イタリアでは主に乳幼児のするサインなので、大人は避けたほうが無難。

美味しかったら、素直に「Buono(ブォーノ)」と言葉で伝えましょう。

片言でも、きっと喜んでくれますよ。

 

 

おわりに

いかがでしたか。

 

ジェスチャー大国のイタリアには、他にも色々な危険ジェスチャーがあります。

今回は、日本にも似たような仕草があって、イタリアでは避けた方が良い物をまとめてみました。

 

文化の違いからくるトラブルは、事前にしっかり知識を仕入れておけば、回避できること。

相手を不快にするジェスチャーを覚えて、トラブル知らずのイタリア旅行を楽しんで下さい。

 
 コラムニスト情報
澤井 英里
性別:女性  |   現在地:イタリア  |   職業:La Terra del Sole代表・通訳・コーディネーター

2009年からイタリア在住。
司法事務所勤務の傍ら、カラブリア州大好き集団La Terra del Sole代表として日本-カラブリア州の架け橋となれるよう日々奮闘中。

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