楽しいイタリア旅行でのお買い物。

ショッピング前に気をつけておきたいこと、注意しておきたい点があるのはご存知ですか?

ちょっとしたコツを抑えておくと、イタリアでのショッピングがさらに快適で、楽しいものとなります。

イタリアの胃袋を支えるメルカート(市場)。

珍しい食品を見ることができる上、小さなお土産品を購入できる店舗も増え、目の肥えた観光客に人気のショッピングスポットです。

メルカートでのお支払いは、基本的に現金のみ。

日常のお買い物に対応した店舗が多いので、大きな額の紙幣だとおつりに困る店舗もあります。

メルカートでお買い物の際は、小さい額の紙幣と硬貨を多めに準備しておくと喜ばれます。

そして、活気のある雰囲気の裏で、スリやかっぱらいがあなたのバックを狙っている場所でもあります。

お支払いの際にお財布を出して、バックが開きっぱなし、なんてことはありませんか?

人が多い場所ではスリやかっぱらいにも気をつけましょう。

掘り出し物いっぱいの個人商店は、イタリア版セレクトショップ。

店主お勧めの品が並ぶので、まずウィンドウでお店の雰囲気を把握して、自分が欲しいと思うものをしっかりイメージしてからお店に入るのが、楽しいショッピングのコツです。

そして、入店時すでに他のお客さんがいても「Buon giorno(ブォンジョルノ・おはよう)」や「Buona sera(ブォナセーラ・こんばんは)」の挨拶は忘れずに。 

挨拶が基本のイタリア。最初に気持ちよく挨拶をしておくと、店員さんの対応も違ってきます。

順番が回ってきたら、店員さんに「ウィンドウで見たあれが欲しい」「こんなものが欲しい」と言えば、納得の品が見つかるまで喜んでアシスタントしてくれる筈です。

各種クレジットカードに対応している店舗がほとんどですが、アメックスとJCB対応の店舗は若干少ない模様。店舗入り口に対応するカード会社のマークが張り出されているので、入店前に確認すると安心です。

お店を後にする際は「Arrivederci(アリヴェデルチ・またね!)」の挨拶もお忘れなく。

イタリア印の有名なお土産品が安価で購入できるとあって、主に食料品系のお土産を求める海外旅行上級者が集まるのが、地元スーパーです。

大型店に行くと何でも揃い、まさにお土産品天国の様に見えますが、お土産品店と違い、お店に並べているものの管理が曖昧な店舗も存在します。

購入前に賞味期限の確認と、商品がしっかり密閉されているかどうかの確認は絶対必要です。

せっかくのお土産の封が開いていた、実は賞味期限切れだった、などということにならないよう、商品チェックは念入りに行いましょう。

イタリアが誇るブランドの数々。

素敵なショーウィンドウ、華やかな内装。高級ブティックはいつ行っても心躍る場所ですね。

高級品を扱う店員さんは接客のプロ。気持ちの良いお買い物をする為にも、商品を手に取る前に店員さんに一言声を掛けるのをお忘れなく。

高級ブティックへショッピングに行く際、着るものに注意が必要なのはもはや常識ですが、高級店でのお買い物の際に最も注意したいのは、実は「お買い物の後」。

高級ブティックが立ち並ぶ周辺は、窃盗事件発生率の高い場所でもあります。

窃盗グループは高級店から出てくる人のバック・荷物を狙うことが多い模様。

お買い物をした後は、タクシーを呼んでもらい店舗前から直接移動するなどして、高級店マーク入りの袋を持ち歩かないほうが安心です。

セール時などお客さんの数が多い時に発生しがちなのが、お買い物袋の取り違い。

タックスフリー手続きのため、お買い物袋をすぐに開けられない私たちにとって、日本に帰って開けてみたら購入した物と違うものが出てきたといった不幸な出来事を防ぐためにも、お買い物時、自分が購入したいものがしっかり袋に入れられるまでを確認してくださいね。

ほぼ日本と同じように楽しむことができるイタリアのショッピングですが、やはり治安の面やサービスの面で日本と異なる点が多少あります。

いざというとき困らないためにも、日本とのちょっとした違いを抑えておくと、一層ショッピングを楽しめます。

そして、イタリアでショッピングをする際に覚えておきたいのが「挨拶」。

入店時、お店を後にする際に一言挨拶をするように心がけ、イタリアでのショッピングを楽しんでください。