海外旅行で日本人がターゲットにされやすい犯罪手口と、被害を未然に防ぐ対応策ポイント

執筆者: KIKO 職業:ライター / コピーライター / 通訳 / 翻訳
はじめに

こんにちは、バリ島現地ライターのKIKOです。

アジアを代表するビーチリゾート・バリ島はリピート率の高い観光地であり、毎年訪れる人も少なくありません。
団体やツアーだけでなく女性の一人旅もできるほどですので比較的安全だとは言われていますが、どの国にもあるようにひったくりなどの軽犯罪は存在します。


バリ島に行ってみたいけど治安が気になる…そんな人のために、現在のバリ島の軽犯罪と治安状況をまとめてみました。

 

 

ひったくり

バリ島で一番多いといわれているのがひったくりの被害です。

歩道を歩いていると背後から二人乗りのバイクが近寄ってきて、バッグを奪って逃走するのがよくある手口。
よく狙われるのがショルダーバッグで、なんとバイクに乗っている人をなぎ倒してまで奪う非道な事件も発生しています。


ひったくり被害の対策としては、ブランド物のバッグや目立つ金品等はつけない、荷物は自分の前に置いて手を添えておくなどが有効です。

スリ

街中で、クラブで、バーで、スリは人混みのあるところで頻繁に起こります。

バリ島のスリはプロによる犯行が多く、混雑した店内にいたらいつの間にかポケットが軽くなっていた、歩いてただけで財布をすられた、など自覚がない場合がほとんど。


スリに合わないためにはポケットに貴重品を入れない、金目の物を持ち歩かない、また混んでいる店や道に入るときには貴重品に手を添えておくなど気を引き締める必要があります。

置き引き

空港やお店で列に並んでいるときなど、荷物が自分の横にあるからといって気を抜いてはいけません。

カートを使っているものも常に目を光らせておかないと、気がついたときには荷物がなくなっている可能性があります。


置き引きの被害にあわないためには常に荷物全てに手を触れておく、荷物は足と足の間に入れる、財布やカメラなどは見えるところに出さないなどの工夫が必要です。

いかさま詐欺

いかさま詐欺とは繁華街やビーチで声を掛けられ、親しくなった後に違法賭博に巻き込まれる犯罪です。

信用させるために最初は自分が勝つように細工されていますが、次第に負け始めてクレジットカードからキャッシングで現金を引き出させたり、金品の購入を強要されることもあります。


こうした被害にあわないためには知らない人に声を掛けられてもついていかない、おいしい話に乗ってはいけないということを覚えておきましょう。

痴漢など女性のトラブル

こうした犯罪はバリ島のみならず世界中で起こっていますが、自分次第でトラブルの大部分を回避することができます。

 

知らない人に声を掛けられたら用心する、ついていかない、露出の多い服装は控える、夜間に女性だけで外出しない、夜間の移動はタクシーを使うなど良識のある行動をすればトラブルに巻き込まれることもほぼありません。

 

おわりに

バリ島は世界的に見てもさほど治安は悪くありませんが、観光客を中心に軽犯罪に巻き込まれるケースが増えてきています。

旅行前には外務省の海外安全対策基礎データをチェックして、注意事項等を確認しておくようにしましょう。

 

 

 
 コラムニスト情報
KIKO
性別:女性  |   現在地:インドネシア・バリ島  |   職業:ライター / コピーライター / 通訳 / 翻訳

フリーランスライター / 通訳 / 翻訳

留学と旅行で世界各地を回り、辿り着いたのはインドネシア・バリ島。
医学情報サービス会社で企画原稿のライティングを経験、
Webコンサルティング会社でインターネット広告ライティングを担当し
現在はコピーライティング、ポータルサイトのライティング、ウェブメディアのコラムなどを執筆。