中古ピアノ購入時に注意すべき4つの注意点!失敗しない選び方のコツ (2/2)

執筆者: 嶋村 知香 職業:ピアノ調律師・暮らしガイド
弦、ハンマー、フェルト

弦がサビていないか、弦を叩くハンマーが目減りしていないか、フェルトなどの部分が虫に食われていないかなどもポイントです。

パッと見が綺麗であるということは当たり前のようですが、見えないところですので手を抜くお店もあり、そのお店の姿勢が簡単に伺えると思います。

中を見せたがらないお店では、慎重になさった方が賢明かと思います。 

 

機種と製造番号を確認

ピアノ本体には機種と製造番号が記載されています。

これを見ればいつ製造されたかが分かる、ピアノの戸籍とも言える大事なもの。

これが消されている、出所の分からないピアノはお避け下さい。

またヤマハやカワイであっても、2本ペダルの古いものもお勧めできません。

 

音を確認する

大切なのは音を出してみること。

曲が弾けなくても大丈夫、低音から高音まで全ての音を鳴らしてみてください。
鍵盤がガタつかないか、音にばらつきがないか、こもってないか、うるさくないかなど、その手と耳で感じてみてください。
面倒かもしれませんが1軒だけで決めてしまわず、複数お店を見てまわり店員と話されることをおすすめします。

 

おわりに

売ればおしまいでなく、調律など定期的なアフターケアにも力を入れ、そのピアノを今後に渡って最後まで責任を持つという姿勢のあるお店が望ましいと思います。


良い人良いお店、素敵な繋がりで、あなたに合った一台と出会えますように。

 

 
 コラムニスト情報
嶋村 知香
性別:女性  |   職業:ピアノ調律師・暮らしガイド

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