ビジネスや就活にも。送付状に手書きの一言を添え、よい印象を与えよう

執筆者: 書道講師 きみこ 職業:書道・ペン字講師
はじめに

こんにちは、書道講師のきみこです。
今回も、字に自信がない人でも書いてみたくなる「ちょっとしたコツで日常の字が綺麗になるポイント」をご紹介しますね。

第二回目のテーマは「クライアントの印象アップにつながる一筆せんの使い方」です。

今の時代、お客様や社内のやりとりは、メールが主流です。
「最近は手書きの文章を書くことが少なくなりました。」という方も多いのではないでしょうか?
メールは送信しやすい、早い、お金がかからないというシンプルで使いやすいメリットがある反面、印象が残りにくいというデメリットもあります。

そこで「お客様に向けて、手書きの一筆せんを書くこと」で、「あなたの印象がアップする一筆せんの使い方」をご紹介します。 

 

「手書きであること」こそ最大の印象アップ

「さあ、では早速手書きで一筆せんを書きましょう」と言うと「字が下手だから」「人に字を見られたくない」色々な声が聞こえてきます。
ついつい、お客様へ資料を郵便で送るときも、ワード文書で作った「送り状」を添えるだけなんて人も多いです。

実は「字が上手いか、下手か」は、もらう立場からすると重要なポイントではありません。それよりも「相手のために時間を使い、手書きのメッセージが書いてあるかどうか」が大切なポイントなのです。

いつもあなたがメールで書く文章の「山田様 いつもお世話になっております。資料を送付いたします。よろしくお願いします。鈴木」を、手書きで添えるだけで、相手にとって良い印象が残ること間違いなしです。

 

 

印刷の送付状に手書きのひとことを添えるだけでOK

お客様向けに資料を送付するときに、必ず同封するのが「送付状」ですね。
この時に、1枚の一筆せんを添えなくても、送付状に直接メッセージを書くことが一番簡単でお勧めです。


書く内容に困ったら、「いつもお世話になります。資料を同封致しますね。季節柄ご自愛ください。」など、送付状に書かれている言葉を使っても良いです。
また、「先日はお時間ありがとうございました」など、お礼の言葉を添えるのも良いですね。
大切なのは手書きであることです。 

 

 

センスの良いメッセージとは

一筆せんに慣れてくると、次に多い悩みが「どんなメッセージを書いたら良いか悩みます。」というものです。
一番相手が貰って嬉しいメッセージは、「相手とあなたが共有している出来事・気持ちを書くこと」です。

共有している出来事や気持ちとは、例えば雨の中待ち合わせて商談した後に「先日はお足元悪い中、お越しいただきましてありがとうございました。久しぶりに元気な佐藤さんにお会い出来て嬉しかったです。」という、相手と自分だけのストーリーを書くことです。
少し考える時間が掛かりますが、メッセージを受け取った人は非常に喜びます。

 

おわりに

普段、営業先のお客様とはメールのやり取りばかりだなという人も、このコラムをきっかけに、手書きのメッセージを書いてみてはいかがでしょうか。
「相手のことを考えながら一手間かける時間」というのは、あなたの語彙力・印象アップにつながります。
ほんの5分、心を込めて、丁寧に字を書いてみましょうね。 

 
 コラムニスト情報
書道講師 きみこ
職業:書道・ペン字講師

はじめまして。書道講師のきみこと申します。

東京(表参道)で、書道・ペン字教室を主宰しています。
好きなときに手ぶらで通える、1回完結型の単発レッスンを月に7~10回ペースで開催。
平日(月~金)&土日祝、時間は昼・夜と多数レッスンしています。

ぜひ、お気軽に遊びにいらしてくださいね。

レッスン開催スケジュールやお教室の雰囲気はブログをご覧下さい。
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