スパイス薫る、甘い北欧風ワインレシピ。自家製グレッグの作り方
クリスマスが近くなると、欧州各国では、スパイスが薫る温かいワインが飲まれます。
ドイツ語でグリューワイン、英語ではモルトワインなどと呼ばれ、風味も国により若干異なるようです。
北欧では、グレッグ(glögg, gløgg)と言い、中世の頃から飲まれていたようです。
甘めで、レーズンとアーモンドを加えていただくのが特徴でしょうか。
市販のグレッグはクリスマスの時期に大量に出回りますが、家庭で自家製のグレッグを作ることも出来ます。
- 赤ワイン(1瓶、約75cL)
- 各種スパイス
- 砂糖 (約170g、好みで調整)
- ウォッカ(100cc)
- 大きめのガラス瓶
- 小鍋
グレッグ用のスパイスミックスもありますが、基本的なスパイスは以下になります。
- カルダモン (大さじ2)
- グローブ (大さじ2)
- シナモン (1本)
- ショウガ (1片)
- ビターオレンジ(ダイダイ)の皮 (1個分)
スパイスは全て、完全に乾燥され、粉末や砕いたりしていない、まるごとの状態のものを使用してください。使用する量は、好みで加減できます。
1.
ガラス瓶の中にスパイスを全て入れ、ウォッカを100cc加え、丸1日置きます。
2.
丸1日経ったら、コーヒーフィルターで漉します。
漉したウォッカは、温めるための鍋で受けて下さい。
3.
そこにワインと砂糖を加えます。
かなり甘めになるので、砂糖の量は好みで加減して下さい。
4.
沸騰しないように温めます。
砂糖が溶けた時点で、飲まない分は瓶に入れて保管しておきましょう。
ほんのり湯気が出て、充分に温まったらグラスに注ぎます。
注ぐとき、グラスの中にレーズンとアーモンドを入れておきます。
このレーズンとアーモンドは、ワインを飲み終わった後に、スプーンですくっていただきます。
お酒が飲めない方は、ノンアルコールのワインを使って作ることが出来ます。
その場合、ウォッカにスパイスを漬け込む代わりに、アルコールフリーのワイン200ccにスパイスを入れ、丸1日置いて下さい。
1.
スパイスごとワインをさっと沸騰させてから、漉します。
2.
残りのワインを加え、沸騰しないよう温めます。
3.
最後に、好みで砂糖を加えます。
ノンアルコールワインの代わりに、ぶどうジュースやクロスグリのジュースでも代用出来ます。
アルコールなしで作れば、お子様や18歳未満の方でも楽しめます。
寒くて暗い冬の日に、心も体もほっこり温めてくれる、甘くスパイスが効いたグレッグ。
ぜひお試し下さい。
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