プリザーブドフラワーを長持ちさせるには?飾り方や保管方法 (1/2)

執筆者: 近藤 紀子 職業:フラワーデザイナー/カラーセラピスト/栄養士
はじめに

こんにちは。フラワーデザイナーの近藤紀子です。

フラワースクールAril Nolyを主宰しております。

 

フレッシュフラワーよりも気軽に、手軽に、長く楽しめると人気を集めているプリザーブドフラワー。

人気のプリザーブドフラワーをより美しくより長く楽しんでいただくには、どのようなコツがあるのでしょうか?

 

2回目は「もっと楽しめるプリザーブドフラワーのコツ」をご紹介いたします。 

 

 

プリザーブドフラワーのメリットとデメリット

まずは、プリザーブドフラワーアレンジをより楽しんでいただく上での、メリットとデメリットです。

 

メリット
  1. 可憐さと美しさ  
    フレッシュフラワーを加工して作っているので、その美しさや可憐さはフレッシュフラワーと比較をしても遜色がありません。
  2. お手入れが簡単  
    水やりなどのお手入れの必要ないので、フレッシュフラワーよりもメンテナンスが簡単です。
  3. 長期間楽しめる  
    優しく大切に扱ってあげると、アレンジを楽しめる期限がぐっと延びます。
  4. カラーバリエーション  
    フレッシュフラワーにはないカラーバリエーションを楽しめます。
  5. アレルギーの心配がいらない  
    花粉がないので、アレルギーを起こす心配がありません。
  6. 安全性  
    使用する色素にもこだわっているので、その安全性も評価されています。  

 

前回の内容と重複する点もありましたが、プリザーブドフラワーにはメリットがとても多いように思います。

しかし、デメリットが1つもないといえばそれはウソになってしまいますので、思いつく限りをご紹介いたしますね。  

 

デメリット
  1. 香りがしない  
    製造技術の向上により、リーフ類には香りが残るようにはなってきていますが、基本的には香りがしません。
    「香りが欲しい」そんなニーズに応えて、プリザーブド用の香水も販売されていますので、お好みの香りを探すのも楽しいですね。
  2. 種類が少ない  
    何千何百とあるフレッシュフラワーの種類の豊富さと比較をすると、まだまだお花の種類が少ないのが現状です。
  3. 高級品  
    良い状態のフレッシュフラワーを加工している分だけ、高めの価格になっています。  
    数年前と比較をすると随分とコストダウンをしていますが、それでも1輪のローズの定価が500円~1,000円ほどと生花の数倍です。  

 

飾る場所・保管方法

プリザーブドは特殊な溶液に浸け込んで、色素を吸わせるなどの加工を施すので、フレッシュフラワーやフレッシュグリーンと比較をするとやや高価な料金となっています。

だからこそ、出来るだけ長く美しい状態を保ちたいですよね。

 

では、お気に入りのアレンジメントを長く楽しむには、どのように飾っていただくと良いのでしょうか。  

 

直接紫外線を当てない

朝陽に照らされたナチュラルテイストのアレンジは、とても可愛らしく映ります。

実は、直射日光(紫外線)は、プリザーブドフラワーアレンジを劣化させてしまう原因の1つなのです。

 

窓際に飾りたいというご希望を良く伺うのですが、退色を防ぐためにも、紫外線が直接当たらない場所に飾っていただくことをお勧めいたします。 

 

湿度に気を付けて

キッチンやバスルーム、トイレの水回りにこそフラワーアレンジを飾りたいと思われる方も多いのではないでしょうか?

けれど、多湿の環境もプリザーブドフラワーアレンジの劣化を加速させる原因です。

 

一定の湿度を保てて、涼しく風通しの良い場所に飾っていただくことが良いのですが、四季のある日本ではなかなか難しいもの。

リビングやダイニング・ベッドルームなど、湿度が安定しやすく、笑顔の集まることが多い場所をお選びいただくと良いかもしれませんね。  

 

実は埃も大敵

インテリアに埃がかぶっていたら、どんなに素敵なものでも少し残念な印象に…。

プリザーブドフラワーアレンジも同じことです。

 

また、付着した埃から湿気を吸収してしまうので、劣化を進めてしまうこともあります。

時々ドライヤーの弱冷風を遠くから当てて、埃を取り除いてあげると、その美しさを長く楽しむことが出来ます。 

 

色移り

特殊な液体と色素で作り上げるプリザーブドフラワー・リーフ。

しっかりと色素を付けるので、濃い色から薄い色への色移りも起こってしまいます。

 

また、壁紙やカーテン・衣類へ色移りすると、拭い去ることが出来ませんので、全部を交換しなくてはいけなくなってしまいます。

そうならないためにも、フラワーアレンジが直接触れないようにと、少しだけ気にかけて下さいね。

 
 コラムニスト情報
近藤 紀子
性別:女性  |   職業:フラワーデザイナー/カラーセラピスト/栄養士

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