こんな症状には漢方がおすすめ!漢方薬が効果的な病気まとめ (1/2)

執筆者: 田伏 将樹 職業:薬剤師(漢方薬・生薬認定薬剤師)
はじめに

こんにちは、薬剤師の田伏将樹です。


漢方薬が、西洋薬に比べて効果が劣るということはありません。

症状や状況によっては、漢方薬の方が効果的なことがあるのです。

 

漢方薬が効く病気についてご紹介します。

 

西洋医学で治療対象にならない症状

このような症状、思い当たりませんか。


  • 疲れやすい
  • 風邪をひきやすい
  • 胃腸が弱い
  • 冷え
  • ほてり
  • 汗が多い
  • 夢をよくみる


一般には「体質」で済まされてしまうことが多い症状です。


人間は、基本的に自然治癒力を持っています。

自然治癒力とは、自分で病気を治そうとする力、健康を維持しようとする力。

漢方薬は、そういう自己調整の力を高めるのです。

 

西洋医学的に病名が付く付かないに関わらず、漢方では治療の対象になります。

客観的に異常を見つけにくい症状

自覚症状はあっても、外からは分かりにくい症状です。

 

  • 頭痛
  • 肩こり
  • めまい
  • だるい
  • 足がムズムズする
  • 舌が痛い
  • 口が苦い


検査で異常が見つからない訴えをまとめて「不定愁訴」と呼びます。
漢方では、画像や数値で原因が分からなくても、症状から状態を分析して対処。

 

まずは、脳や心臓などどこかに大きな病気が隠れている可能性がないか、現代医学的に適切な検査を受ける必要はあります。

それでも異常が見つからないとき、漢方薬の出番です。

 

 

現代医学でも治りにくい症状

現代人に多い症状かもしれません。


  • 不妊症
  • アトピー性皮膚炎
  • じんましん
  • にきび
  • 花粉症


治療には、長期間に渡る服薬が必要かもしれません。
漢方ではその病気だけではなく、体をトータルにみて治療します。

治りにくいとしても、今以上に悪くならないよう、体作りをすることが可能です。

女性特有の症状

 女性の方は経験のある方も多いと思います。

 

  • 月経痛
  • 月経不順
  • 月経前症候群(PMS)
  • 更年期障害など