こんな症状には漢方がおすすめ!漢方薬が効果的な病気まとめ (2/2)

執筆者: 田伏 将樹 職業:薬剤師(漢方薬・生薬認定薬剤師)


女性は男性よりも、血を多く消耗し、性ホルモンの影響を受けやすいもの。

ホルモンバランスの乱れから不眠、不安感、イライラなど精神的な症状も出やすくなります。

それでも、もし、体に合う漢方薬が見つかれば、身体的・精神的に様々な症状が同時に改善されることがあります。

 

また、妊娠・出産・授乳の期間は、赤ちゃんに影響がある治療薬は使えません。

その点では、副作用の出ないよう配慮された漢方薬は使いやすいと思います。

おわりに

漢方の利点についてお話ししてきましたが、西洋薬が第一選択となる病気もあります。

例えば、肺炎のような細菌感染が明かな病気には、抗生物質を使うべきです。

中には、緊急の手術が必要な病気もあるでしょう。


そして時として、漢方薬で十分な効果が期待できる病気があります。

高血圧のような生活習慣病には、西洋薬と漢方薬との併用で、相乗効果が得られることも。


何か不調がある時には、きちんと病院で諸検査を受けられ、病状を把握したうえで、ベストな治療薬を選んで頂きたいと思います。