爪を噛む心理はネガティブ体質?ペンや鉛筆を噛む癖の治し方
大人になっても爪を噛む癖が直らない人はいませんか?
よく爪を噛む行為は、母親の母乳を飲む行為に例えられるものです。
あなたも爪を噛んでいる時、何か不安なことがあったり、イライラしてしまっているということはないでしょうか。
今回はそんな爪、ペンや鉛筆をつい噛んでしまう人の深層心理について迫ってみました。
イギリスのエクセター大学の心理学者、ポール・クライン博士らが行った研究で、こんな結果が寄せられたそう。
学生6000人以上を対象に、各学生がペンや鉛筆を噛む癖があるかどうかを調べると同時に、その人の性格分析テストを行って悲観主義的な傾向があるかどうかをテストしたそう。
ペンを噛む癖のある人は、そうではない人に比べて悲観主義の傾向が約2倍以上もあることが分かったというのです。
こうしたタイプは仕事を任されても、「俺にできるはずがない……」と深く悩んでしまったり。
親しい友達に恋人ができたところで「私には一生縁のない話だわ……」と、必要以上に落ち込んでしまうことが多いようです。
でも、どうして悲観主義のタイプに、ペンを噛む癖が多いのでしょうか?
それは口にモノを含むという行為に、その人の不安感や焦燥感を落ち着けさせる作用があるからと言われています。
赤ちゃんのおしゃぶりがいい例です。
赤ちゃんもおしゃぶりをすると安心して泣き止むことが多いですよね。
爪、ペンや鉛筆を噛むというのも、いわばこのおしゃぶりの効果と同じことが当てはまりそうです。
もし、あなたが何気なく爪、ペンや鉛筆を噛んでしまっているのなら、何に不安を感じたり焦りを感じているのか、一度冷静になってよく考えてみましょう。
また、あなたの身の回りで同じような行動を取っている人がいたら、さり気なく仕事のフォローをしてあげたり、悩みを抱えていないかどうか、積極的に話を聞く姿勢を取ってあげて。
爪であればマニキュアを塗ったり、ペンや鉛筆であれば先に大きなカップをはめることで、無意識に噛むことを避けることもできます。
いずれも当てはまる男女がいたなら、ぜひ参考にしてみてください。
一般的には子供時代だけで、大人になったら自然と噛み癖が直ったという人も多いものです。
だからといって自分に劣等感を持つことなく、自分の癖と上手に付き合っていけるといいですね。
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