ペンダント照明を好きな位置に。ダクトレールを使ったカフェ風インテリア術

執筆者: 久保貴美 職業:インテリアコーディネーター
はじめに

こんにちは、インテリアコーディネーターの久保貴美です。

 

今、カフェ風インテリアが注目されています。

カフェ風インテリアの実現にはいくつかのポイントがありますが、そのひとつに「ペンダント照明を付ける」と言うことが挙げられるでしょう。


照明の取り付け位置問題

ペンダント照明は、インテリアの大きなアクセントとしてお洒落感を演出する恰好のアイテム


しかし、ペンダント照明をダイニングテーブルの上に吊り下げたいと思った時、照明を取り付ける位置(通常、ローゼットと呼ばれます)とずれている場合があるかもしれません


このような時の対処法をご紹介します。 


ダクトレールを活用する

様々な事情でリフォームできない場合「ダクトレール」と呼ばれるものを活用する方法があります。

ダクトレールとはこのような物です。

 

 

これをローゼットに取り付け、そのレールの部分にペンダント照明を吊り下げることができるのです。

最近は、サイズや色、デザインも豊富で、インテリアのイメージに合わせて選ぶことができます。


ダクトレールの利点は、レールの範囲内でペンダントの位置を移動させることができ、また、容量の範囲内で照明を追加できること。

 

利用例

例えば、私がコーディネートさせて頂いたこちらのお部屋。

 

 

青く囲っている部分が、ダクトレールを取り付けている箇所です。

斜めに設置することで、テーブルの真ん中にペンダントが垂れ下がるようにしました。

そして、近くにニッチがあったので、そこを照らすようにスポットライトも追加しています。

 

このようにダクトレールは、近くに何か照らしたい物がある時や、明るさが足りない時にも便利に使えます。

 

我が家の場合

我が家は、入居前にダイニングテーブルの位置に合わせてローゼットの位置を変更して貰っていますが、ペンダント照明を2個吊り下げるためにダクトレールを使用しています。

 

 

おわりに

引越しや模様替えを機会に、ペンダント照明を吊り下げたいけれどテーブルの位置とずれている、という時があるかもしれません。

そんな時に、ダクトレールは心強い味方になってくれます。

 

照明は、明るさを採ることも大切ですが、デザイン的要素も大きい物です。

お部屋のイメージに合わせて、ぜひお洒落に演出してみて下さいね。

 
 コラムニスト情報
久保貴美
性別:女性  |   職業:インテリアコーディネーター

「もっと気軽にインテリアを楽しもう!」をモットーに、
フリーのインテリアコーディネーターとして活動しています。
企業に属していないのでメーカーにしばられず、ご希望やご予算に
合わせて、イケアなどのインテリアショップやネットショップなど
フレキシブルなご提案をさせていただいております。

「インテリアメールコンサル&コーディネート」ではメールでのやりとり
でもご提案しております。

プライベートでは2児の母として奮闘中!(6歳女の子&2歳男の子)

*ブログ・・・http://ameblo.jp/slowday/
*ホームページ・・・http://www.inspi.biz/


【経歴】
神戸市外国語大学在学中にイギリスに留学し、アート&デザインを学ぶ。

卒業後、家業の工務店を手伝いながら、「大阪ガスインテリアデザインスクール」にて、インテリアコーディネートの基礎知識を学ぶ。

ハウスメーカーで設計アシスタントをしながら、2001年にインテリアコーディネーター資格を取得。

その後、マンションの専属インテリアコーディネーターを経て、不動産会社に入社。個人邸やマンション・戸建モデルルームのコーディネート業務、インテリア関連の企画を担当する。

2009年11月、フリーのインテリアコーディネーターとなる。