肩を回したら違和感が?ゴリゴリ・痛みを解消するエクササイズ

職業:パーソナルトレーナー
はじめに

こんにちは、パーソナルトレーナーの和泉 大樹です。

 

これまで、肩をぐるぐる動かしたときに、肩や肩甲骨周辺に、違和感や硬さなどを感じたことはありませんか?


今回は、肩の回しにくさ、上げにくさを解消するエクササイズをご紹介します。
肩を回そうとしたら痛みを感じたり、着替えの際に腕の上げにくさを感じたりしている方にもお勧めです。

 

 

筋肉の柔軟性を確保し、関節が円滑に動くようにするには

筋肉は、動かさないでいると固くなっていきます。

 

動かさない状態を長年続けていると、突然、四十肩・五十肩になってしまうこともあります。

そうなると、腕を上げる時に、痛みを感じて上げる事ができなくなり、日常生活にも支障が出ます。

 

普段からしっかりと動かす

筋肉の柔軟性を確保し、関節が円滑に動かせるように、維持する事が大切です。
その為には、普段からしっかりと動かす事です。

普段から動かしていると、関節は動きやすくなります。

 

肩に痛みがある場合は

肩に痛みがあるときは、我慢して無理に動かす必要はありません。
逆に痛みが強くなったりもしますので、痛みが出ない範囲で動かすように心がけてください。

 

正しい姿勢で行なう

また、背中が丸くなった姿勢で肩を回すのではなく、正しい姿勢で動かすようにしましょう。

肩甲骨と肋骨を動かす

肩を動かす時は、肩甲骨と肋骨(胸郭)の可動性が大事です。

肩甲骨は、肩の後ろにある三角形をした骨、肋骨はあばら骨です。

 

あばら骨って動くの?

「肋骨って動くの?」と思うかもしれませんが、動きます。
例えば息を吸うときは、肋骨は広がります。

肋骨が広がる事で、空気をたくさん吸い込めるようになります。

 

肋骨の動きが、肩にも影響

肋骨の動きが良くなると実は肩甲骨の動きが良くなります。
肩甲骨が動きやすくなると、肩が動かしやすくなり、腕を回したり上げたりする動作も、スムーズになります。

 

次に、実際に肩甲骨と肋骨を効果的に動かせる、簡単なエクササイズを3つご紹介します。

 

肘で8の字を描く

腕を胸の位置に水平にして、肘で8の字を描くように腕を動かします。

左右10回程度行ってください。


肩に力を入れずに、楽に動かせる範囲で描きましょう。

 

イスに座って身体を捻る

1. イスに浅く腰かけて両足を閉じ、両肘を手の平で抱えます。


2. 息を吐きながら、右肘が左膝の外側につくように背中を丸め、上半身をひねっていきます。

 

 

脚はそのまま固定して、上半身のみ動かすようにしましょう。

 

3. 最初の姿勢に、ゆっくりと戻ります。


左右10回程度行ってください。

肘を前後に動かす

1. 背筋を真っ直ぐにし、両手の甲を腰に当てて両肘を前に出し、肩甲骨を外側に広げます。

 

2. 両肘を後ろでくっつけるイメージで、肩甲骨を寄せていきます。

 

 

肩甲骨が動いているのを感じながら行ってください。

前後で1回として、15回程度繰り返します。

おわりに

これらのエクササイズを毎日続けると、少しずつ筋肉の柔軟性も上がり、肩を動かしやすくしてくれます。


肩がちょっと回りにくい、腕が上げにくいなどでお悩みの方は、是非やってみてください。
痛いと言って全く動かさないでいると、さらに動かなくなってしまいますので、動かせる範囲で行うようにしましょう。