ヨガで便秘解消!腸の動きを高め、自律神経を整えるストレッチポーズ6選 (2/2)
ストレスを解消し、自律神経の働きを整える3ポーズ
ストレスは、腸の働きを乱し、便秘や下痢の原因になります。
腸にとってのストレス解消は、リラックスすること
「ストレス解消!」と言うと、アクティブに動いて発散されるイメージがあるかも知れません。
しかし、腸の働きを司るのは、ゆったりリラックスする時に優位になる副交感神経です。
私たちは普段、人間関係や仕事などで気を遣い、緊張状態にあることが多いです。
余分な力が抜けて、リラックスした状態へ導く方法をご紹介します。
腹式呼吸法
- 両膝を立てて仰向けになるか、くつろいだ姿勢で座り、両手をお腹に当てて温める
- お腹が凹むように息を吐き、吐き切ったところでお腹を緩める
- さらにお腹を膨らませるように息を吸い切り、風船の口をゆるめるように自然に吐き出すことを繰り返す
副交感神経が優位になるだけでなく、呼吸によるお腹の動きで腸がマッサージされます。
便秘解消のツボ押し
- 合谷(ごうこく)…両手の親指と人差し指の骨が合わさる部分を、手の甲側からじっくりと押す
- 曲池(きょくち)…肘を曲げた時にできるしわの外側を、前腕の骨に押し当てるように指圧する
飛天のポーズ
- 膝を立てて仰向けになります。
- 右足首を左の膝にかけて、両膝を右へ楽します。
- 左わき腹の伸びを気持ちよく感じて5呼吸します。
- 副交感神経の通る骨盤のこわばりを取り、大腸の中でも便秘が一番起こりやすい下行結腸と直腸の刺激になるストレッチヨガです。
- そのまま脇腹を押して、マッサージしても良いでしょう。
おわりに
取り入れやすいエクササイズは見つかったでしょうか。
リラックスした心身、適度に弾力のある下腹、しなやかな背骨・骨盤をつくり、便秘知らずの体になりますように。
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コラムニスト情報
性別:女性 |
職業:美姿勢インストラクター
ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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