お散歩がもっと楽しくなる♪春時期の花の豆知識まとめ (2/2)
- 貴族社会でのみ、野生の桜を鑑賞していた
奈良の吉野山は今でも桜の名所ですが、それは当時から続いていたようです。
9世紀前半に嵯峨天皇が南殿に桜を植え、宴を催したのが「花見」の風習の最初と言われています。
その風習が基礎となり、次第に 桜の花の美しさを愛でながら酒宴をはり、そのもとで遊芸などを楽しむ「花見」遊びへと変わっていったようです。
- 武士社会にも風習が広がる
多くの人が桜の美しさと酒宴に酔いしれるようになりました。
- 大衆にも、花見の楽しみが広まる
豊臣秀吉が、吉野と醍醐寺で盛大な花見を催したのはよく知られています。
花見の楽しみが広く一般に知られるようになり、大衆にも一層身近なものになったようです。
- 庶民も楽しむ行事となった
この頃から庶民も、花見を楽しめるようになりました。
3代将軍家光が、上野の寛永寺を建て吉野の桜を移植したり、4代将軍家綱が墨堤に桜を植えたことに始まり、8代将軍吉宗は本格的に桜を植え、飛鳥山も桜の名所となりました。
これをキッカケに、花見はますます庶民に広がっていったようです。
春といえば桜やチューリップを思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、私はツツジを思い浮かべます。
皆さまはツツジの蜜を吸ったことがありますか?
ツツジの蜜は、甘くてなかなか美味しいのです。
サクラなど様々な花の蜜を試してみましたが、まだツツジに勝るものを発見していません。
自分の五感を最大限に使って、自分なりの「春」を感じ、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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