生理前のイライラ・食欲・眠気は食事で改善!つらいPMS(月経前症候群)症状の対策方法

執筆者: colonna
生理前のイライラ、落ち込みは仕方ない?

生理前のイライラやお腹の痛み、食欲が異様に増したり、かと思えば悲しくて涙が止まらなかったり。
もしかしてうつ病になってしまったのかと心配半分、「またいつものことか」とお思いの方も多いかと思います。

 

その症状、PMS(月経前症候群)に当てはまっていませんか?

 

PMS(月経前症候群)とは?

PMS(Premenstrual Syndrome)とは「月経前症候群」と言い、生理前の約1週間前から現れる様々な心身の不調を指します。

人によってPMSの症状は様々ですが、身体的症状と精神的症状に分けられます。

 

身体的症状の主な症状

生理痛特有の下腹部の痛みや腰痛、頭痛、にきび等の肌荒れ、異常な眠気、脚や顔のむくみ等が挙げられます。

 

精神的症状の主な症状

普段よりもイライラしやすくなる、情緒が不安定になる(涙もろくなる・怒りっぽくなる)、ボーっとしてしまう、集中力の低下等が挙げられます。


また、嗅覚や味覚が過敏になるといった症状が現れることもあります。

PMS、対処法はないの?

PMSの対処法は食事や運動、日光療法、またはピルなどの薬物による治療といくつかありますが、今回はその中でも最も取り入れやすい「食事療法」についてご紹介します。

PMSの時期に積極的に摂りたい栄養素

マグネシウム、カルシウム、そしてビタミンの中では特にビタミンB6が挙げられます。
どれも主菜や副菜で取り入れやすいものばかりです。

生理前はこれらの食材を積極的に摂ることで、PMS症状を改善することが可能です。

 

マグネシウム

主にアーモンドやカシューナッツ、マカデミアナッツといったナッツ類、その他にも大豆製品やバナナの中にも入っています。

 

カルシウム

牛乳やチーズ、ヨーグルトといった乳製品、その他にも桜えびやしらすにも入っています。

そして意外にもパセリやバジルといったハーブ類にも入っています。

 

 

ビタミンB6

マグロやカツオといった赤身の魚類、その他にも鶏・豚・牛の肉類にも入っています。

 

生理前に控えるべきもの

控えた方が良いものとしては、多量の塩分や糖分、アルコールやカフェイン等の刺激物が挙げられます。

これらを摂取してしまうと、更なるPMSの悪化に繋がってしまいます。

 

多量の塩分

ラーメンなど塩分の濃いものが挙げられます。

 

糖分

スナック菓子やケーキなどの甘いものは、白砂糖が心身を不調に導いてしまいます。

できればドライフルーツや果物、最悪和菓子で我慢しましょう。

 

アルコールやカフェイン等

お酒やコーヒー、緑茶などに注意が必要です。

どうしても珈琲が飲みたくなった時は、スタバなどでデカフェ(カフェインを抜いたもの)のコーヒーを頂きましょう。

 

 

生理前に味覚が変化し、異常にこれらのものが摂りたくなるパターンも多いのですが、生理が終わるまでドライフルーツや糖質が低めのお菓子で堪えましょう。

おわりに

女性の現代病ともいえるPMSの知識について知ることは、生理前に変化する体調とうまく付き合う第一歩です。

 

また、PMSを知ることは自分自身を知ることにも繋がります。
是非、自分自身を知り「美味しく労わる」ということを生活の中で実践してみてください。