一人暮らしのペットにおすすめ!もふもふ小動物チンチラの特徴と飼い方(飼育方法) (1/2)
そのモフモフした容姿から、ペットとしても注目され始めている、小動物の「チンチラ」。
野生では大変数が少なく、絶滅のおそれのある動物として手厚く保護されており、飼育されているものはすべて人工的に繁殖されています。
今回は、その魅力をお伝えしたいと思います。
チンチラは、野生では南米の乾いた高山に住んでいます。
岩場を飛び回り、狭いところに入ったり、ジャンプが得意です。
小さな群れで暮らし、草や、種、サボテン類などを食べる草食性です。
昼間は寝ていることが多く、夕方から、夜に活発になります。
どんな生き物よりも密度の高い毛を持ち、手触りはふわふわです。
まず飼育するケージは、しっかりした金網で、チンチラが抜け出ないサイズの網目を選びましょう。
見た目よりも、細いので、ウサギ用などですと脱走してしまいます。
高いところへ登りますから、高さのあるものの方が、より良いでしょう。
入り口にはロックをかけないと、器用にあけてしまいます。
げっ歯類で歯がどんどん伸びるために、かじれる巣箱や、軽石、木の棒などを入れてあげます。
柔らかい材質のものは、すぐにかじり壊します。
えさ用の皿は、陶器や、ステンレス製が良いと思います。
水は、給水ボトルタイプが適しています。
柔らかな毛皮を保つために砂浴びをさせる必要があります。
チンチラ用の非常に細かい砂が、市販されています。
砂の入れ物はびんや、タッパーに穴を開けたもの等工夫すると良いでしょう。
砂浴びは1日1回で十分なので、終わったら容器はだしておきましょう。
中で寝たり、トイレにしてしまうことがあります。
粗食に耐える生活をしてきましたので、牧草が主食となります。
「チモシー」と「アルファルファ」を混ぜて与えましょう。
生の牧草、野草も喜んで食べます。
プランターで、栽培してみるのも良いのではないでしょうか?
副食にチンチラ用ペレットを与えます。
食べさせてはいけない野草や、野菜がありますので、よく調べてあげてください。
水分の多いものは好まないようです。
果物は甘すぎるものは避け、無添加のドライフルーツを少量与えましょう。
ナッツや種子類はごく少量しか与えてはいけません。脂肪分はあまり消化できないと言われています。
レーズンが大好物ですから、ケージに戻したい時や、特別なごほうびに使用すると良いと思います。
チンチラは、基本的に1ケージに1匹飼うのが適しています。
オス同士はけんかをしますし、急に新しいチンチラを入れた場合、活発になる夜の間に喧嘩をして怪我をしたり、最悪の場合、死んでしまうこともあります。
1頭で、子供の頃から、飼育すると、とてもよく慣れたチンチラに育てることも可能です。
暑さと湿気に非常に弱いため、暑い時期は一日中、エアコンなどで、温度調整をしなくてはなりません。
だいたい25度くらいで、見るからに暑そうに横になったりします。
湿度が低ければ、28度でもぎりぎり耐えますが、数時間が限度です。
30度を超えれば熱射病の危険があります。
一度熱射病になりますと、大きく体調をくずしてしまい、なかなか回復しない場合もあるので、要注意です。
地域的に、よく雷が発生して、停電の多い住宅であれば、残念ながらチンチラの飼育はあきらめたほうが良いでしょう。
チンチラを部屋に放して遊ぶのは、慣れたチンチラ以外は止めておきましょう。
急に戻さなくてはならない時に、大騒ぎして追い掛け回されたり、強くつかまれるのは、ものすごいストレスです。尻尾をつかむと、先が切れたり、毛が抜けたりします。
数分目を離した場合でも大丈夫なように、安全な部屋にしておく必要があります。
なるべく物を置かず、小さな隙間のないようにしましょう。
植物やコード類は、かじりますから危険です。
高いところは飛び移りながら、登ってしまいます。
おやつで手元に呼べるようになったり、抱っこしてもおとなしくしていられるように慣らされたりしたチンチラなら、とても楽しい時間を過ごせるでしょう。
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犬のブリーダーをしています。動物に囲まれて生活していて毎日、多忙ですが、
色々な発見があり楽しいです。ペットに関してのご相談お受けいたします。
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