「重陽の節句(菊の節供)」に菊カードを贈ろう♪封筒代わりにもなる和ラッピングのやり方 (1/2)

執筆者: 須田 直美 職業:包み結び作家・研究家
「包み結び」で重陽の節供を楽しむ♪

こんにちは、包み結び作家・研究家の須田直美です。

 

9月9日は五節供の一つ、「重陽の節供」です。

旧暦では、菊が咲く季節であることから、別名「菊の節供」とも呼ばれています。

 

菊尽くしの包みで、季節のご挨拶は如何でしょうか?

 

 

重陽の節供とは
菊を様々に用いて、若さや長寿を願う

9月9日の「重陽の節供(ちょうようのせっく)」は、「菊の節供」とも言われ、菊の花に若さや延命長寿を願う節供です。

 

 

一桁の数で最大の「陽」数字、9が重なる日

古来より中国では、陽数(奇数)の最も大きな数である「9」が重なることから、9月9日を「重陽」と呼び、祝う風習がありました。

 

日本に伝わったのは、奈良時代

この風習は、奈良時代に日本に伝わり、平安時代の宮中では、9月9日に菊を愛でる宴が催されました。

 

菊酒を飲んだり、菊の花に綿をかぶせ、夜露を含んだその綿で顔や身体をぬぐったりして、菊に若さと長寿を願ったそうです。

 

 

菊アイテムを包んでプレゼントしよう

菊の節供にちなんで、菊模様のポストカード、便箋、ハンカチ、風呂敷など、菊に関係するものを包んで差し上げましょう。

 

今回は、菊模様のポストカードを5枚包む場合を例にご説明します。

 

準備するもの
  • 透け感のある不織布 ... 30cm x 40cm 位
  • 菊模様の千代紙 ... 4cm x 40cm位
  • 水引 ... 1筋

 

 

1.  紙を縦長に置いて、ポストカードを載せ、左から紙をかぶせる

ポストカードの右端まで、紙をかぶせます。

 

 

2.  紙の右端を折る

千代紙を出したい分量になるように折ります。

下の手順3,4をご参照ください。

 

 

3. 右から紙をかぶせる

 
 コラムニスト情報
須田 直美
職業:包み結び作家・研究家

「包み結び 櫻撫子」主催。海外在住時代に日本の「包む文化」の素晴らしさに魅せられ、帰国後に包み結び作家・研究家となる。包み結びを切り口に、日本の素晴らしい伝統文化を現代の生活に活かしつつ、未来に伝えていきたいと思い活動中。
オフィシャルブログ 「包み結び 櫻撫子」
http://ameblo.jp/tsutsumi-musubi/

 

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