秋の星座「カシオペア座」を観察しよう!秋の星空観測ポイント (2/2)
答えは角度90度、つまり真上(天頂といいます)です。
北極から見る星空は、真上の北極星を中心として、全ての星が周極星になっています。
全ての星は、地球の自転によって東から西へと動いていきますが、沈むことも無く、夏の星座も冬の星座も必ずどこかに見えていることになり、高さも一定のまま、見えている方角が違うだけです。
日本から見られる星空とはかなり異なった印象になりそうです。
カシオペア座は天の川の中にあります。
山奥や郊外の暗く澄んだ星空の下で見ると、カシオペア座の中を、うっすらと白い天の川を見ることが出来ます。
双眼鏡をお持ちでしたら、ぜひ、カシオペア座の辺りを見てみてください。
細かな小さな星々をたくさん見ることが出来ます。
この写真は、小型のポータブル赤道儀を使って追尾撮影していますが、昨今のデジタル一眼カメラでは固定撮影でも、うっすらとした秋の天の川の様子を写し出すことができます。
オリンパスE-620 デジタル一眼レフカメラ ZuikoDigital 14-45mm 14mmF3.5にて露出60秒 ISO1600設定
うっすらとした天の川が、カシオペア座を通っている様子がお判り頂けるでしょうか。
ぜひカメラにも収めてみてください。
今回は、カシオペア座と周極星についてお話しました。
カシオペア座は明るい星が多く、見やすい星座です。
探す時は、W字型ではないことに注意してみてください。
きっとすぐに見つけられることと思います。
秋の夜長に、少し星空を見上げてみてはいかがでしょうか。
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銀河鉄道999や、ボイジャー2号の写真などで、子供の頃から宇宙に興味を持って以来、天文に興味を持ちました。
デジタルカメラのおかげでアマチュアでも、図鑑の様な写真が撮影できる様になり、すっかりとのめり込んでしまいました。
星空の魅力を伝えていければと思って、天体観望会のお手伝いなどもしています。
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