ワキガのセルフチェック!腋が匂う「腋臭」の原因・対処・見分け方

執筆者: 大西 紘平 職業:アパレル接客・暮らしガイド
腋が臭う…それワキガかも?

腋から強烈な臭いが漂ってきた経験がありますか?

エレベーターのような密室だと、特に臭いが気になってしまうと思います。

他人ならまだしも、自分の腋から何とも言えない臭いが漂ってきたら要注意です。

腋が臭う原因は、ワキガかもしれません。

 

ワキガになる人は少ない?

腋は非常に汗をかきやすい場所ですが、それは汗腺が集中していることが原因です。

ただ、汗腺と言っても実際は2種類(エクリン腺・アポクリン腺)あります。

夏場のように暑い季節や、気温の高い部屋では腋も汗をかきやすくなります。

しかし、その汗は大抵はエクリン腺から出てくるもので、臭いはほとんどありません。

さらっとしていて、通常の汗とほとんど変わりはないものです。

 

アポクリン腺から出る汗の量が多い

しかし、アポクリン腺から出てくる汗は注意が必要です。

こちらは粘りがあって分泌量も少な目、かつ臭いは強烈と、あのワキガのような臭いがします。

ワキガになっている方も多くも、アポクリン腺から出る汗の量が多くなっているんです。

ワキガの体質を持っている方は10人~20人に一人と言われています。

しかしワキガになるとは限らず、実際にワキガになっている方はさらに少なくなります。

ワキガの原因とは、一体何なのでしょうか?

遺伝と食事が主な原因

ワキガの原因は、大別すると遺伝性もしくは食習慣の2つに分類できます。

最も多くなっているのは食習慣によるもので、遺伝性は非常に少ないようです。

私たちの食習慣は欧米化が進んでおり、ジャンクフードも日常生活に馴染み深いものになりました。

しかし、それがワキガの原因になっていると知ったらどうでしょうか?

 

ワキガになっている方の多くは、食習慣が原因と考えられています。

特にお肉のような、高カロリーの食習慣が続いている方はワキガの発症率が高いです。

もう一つの遺伝性は数が少ないものの、親や祖父母がワキガになっていると稀に遺伝してしまいます。

少ないとは言えワキガに代わりはありませんので、日頃から予防や対処、治療が必要になってくるでしょう。

ワキガを見抜く方法

自分がワキガかどうか見抜く簡単な方法ですが、洗濯する前に今着ている服をチェックしてみましょう。

腋の下が黄色くなっていませんか?

もし黄ばんでいる場合はワキガの可能性が濃厚です。

アポクリン腺から出る汗は粘りや臭いとともに、服を黄色く変色させる性質を持っています。

腋の下だけ黄色くなっているなら、それはワキガの警告と捉えても良いでしょう。

まず食習慣の改善を!

ワキガを改善するためには、まず食習慣の見直しから始めましょう。

前述通り、ジャンクフードや高カロリーの食事がワキガの原因を生み出すからです。

 

コンビニ食や高カロリー食品はNG

コンビニのお弁当やスーパーのお総菜、気が付いたらカロリーの高いものばかりになっていませんか?

お肉が中心になっている方は特に注意が必要です。

 

ハンバーガーやチキンなど、1日のカロリーの半分近くを占める食べ物も控えるように。

食事は和食を中心に

和食は野菜と魚・肉のバランスが良く、栄養価にも優れています。

少々塩分が多くなりがちですが、調理の際は塩分を控えめにし、煮物や酢の物、お浸しなどをメインに野菜を多く食べるようにしましょう。

外食する際もカロリーや脂肪分を意識して下さい。

特に脂肪は酸化を起こし、嫌な臭いの原因を作り出します。

お酢を毎日飲む

お酢には殺菌作用があり、ワキガにも一定の効果があると言われています。

人により効果が出るとは限りませんし、あくまで初期段階の場合にのみ有効と考えておきましょう。

実践は簡単で、毎日お酢を大さじ1~2杯ほど、水などで薄めて飲むか料理で使うだけです。

飲むのが苦手な方は、200ccほどお風呂に入れてお酢の風呂を楽しむのも良いでしょう。

ワキガの根本解決は難しいですが、毎日続ければ臭いを緩和できます。

皮膚科や美容整形外科で治療を

最終手段とも言えますが、皮膚科や美容整形外科でワキガの治療ができます。

食事を改善しても臭いが変わらない場合、重度のワキガになっているなら医師に診てもらいましょう。

治療費は高額になってしまう点がネックなものの、ワキガを根本から治療できる有効な方法です。

本当にどうしようもなくなったら、一度皮膚科を受診してみるのもおすすめです。

おわりに

ワキガで悩まされる方は多くありませんが、体質を持っている方はその数倍~数十倍いると考えられます。

つまり、自分がいつワキガになってもおかしくありません。

ワキガは高カロリーの食事が主な原因とされており、日本人にとって嫌な意味で身近な存在になったと言えます。

日頃からの予防は難しくありませんし、治療方法も存在します。

汗の臭いが気になったときは、食事を変えてみたり、皮膚科で相談してみましょう。

 
 コラムニスト情報
大西 紘平
性別:男性  |   現在地:香川県  |   職業:アパレル接客・暮らしガイド

コラムをご覧いただきありがとうございます。

服飾専門学校を卒業後はアパレル業界へ数年間身を置いていました。
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