こんにちは。心理セラピストの松崎有里です。

お付き合いをしていると、彼のことが好きすぎて、相手に嫌われた時のことを、頭の片隅で想定してしまう人もいますね。

そんな想像をしていると、せっかくのデート中にその思いがふとよぎり、気付かないうちに暗い笑顔になっていたり、ぎこちない態度が出てしまったり、彼の前で余計な行動が出てしまっているかもしれないのです。

先に想像することにより、本当に別れが来てしまった時の心構えを作っているからなのです。

そうすることで、自分の心が大きく傷付かないよう、守っているのです。

彼からの愛の言葉を「今の言葉は、本当かしら？」と疑ってしまうのも、傷付かないようにする防御策の一つです。

しかし、こういう気持ちのままで彼と会っていると、自分の方がとっても疲れてしまいますよね。

相手の言葉を疑った気持ちが前提としてあるので、大好きな人と一緒にいるはずなのに、上手く甘えられない空気感が伝わり、彼までぎこちない態度になってきて、デートに疲労感が残るだけです。

彼のことが大好きという気持ちが元になった行動と、心が傷付かないために嫌われた時のことを想像している、この気持ちが元となった行動では、あなたが出す態度に大きな差があります。

彼が大好きと純粋に思えている人だったら、彼にも安心感が伝わるような、笑顔と言葉が出せているはず。

もし、あなたが別れのことばかり気にしている人だったなら、それは防御の気持ちが働いているわけですから、表情や態度にもそれが少しずつにじみ出ており、彼もあなたに対して入り込めないような、一線置かれた気持ちになると思います。

別れを想像していると本当に別れがやってきてしまうのは、こういう態度をあなた自身が無自覚のまま、彼に出してしまっているからこそ、なんでしょうね。

余計な想像は止めて、今この瞬間を思いっきり楽しむことが大事です。

あなたがウキウキしていると、その空気は一緒にいる相手にも必ず伝わるもの。
ということは、別れることを気にして、悪い方へ想像していることも伝わってしまうということです。

せっかくのデートですから、別れのことよりも彼が好きでたまらないことを伝えた方が、お互いの関係性にプラスに働くと思いますよ。