犬猫の避妊・去勢はするべき?しないべき?手術の時期と費用 (1/2)
新しく子犬や子猫を迎えた方は、毎日しつけに取り組んでいることでしょう。
新しい家族との暮らしにも慣れてきた頃でしたら、避妊手術について考えてみましょう。
昔は庭で犬猫を放し飼いにしていたため、いつの間にか子を産んでいた、ということも珍しくなく、貰い手のつかない子を捨てたりする事も多々ありました。
そういった不幸な目にあう子犬や子猫を作らないことが目的で、避妊手術をするようになりました。
メスの犬猫を避妊手術した場合のメリットは、以下の通りです。
乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、卵巣腫瘍等の予防が期待できます。
発情期に相手を探して外へ出てしまい、迷子になるのを防ぎます。
オスの犬猫を避妊手術した場合のメリットは、以下の通りです。
オス猫が発情メスを呼ぶ声や、けんかの鳴き声の抑制をする。
睾丸腫瘍、前立腺系の病気、会陰ヘルニアなどの病気の予防が期待できます。
オス犬は性成熟を迎える前ならば、足を上げてのおしっこを予防します。
発情期の相手を探して遠くまで行ってしまい帰らなかったり、けんかをして怪我をしたりすることの予防になります。
逆に、避妊手術をしたことによるデメリットもあります。
ホルモン分泌量の変化や、繁殖関連の行動が抑えられることによる消費エネルギーの減少により、肥満になりやすくなります。
まれに、手術後に思わぬ体調不良が起こることも。
後から子を産ませたくても、望めません。
皆さんが悩むのが、避妊手術を受ける「時期」です。
さまざまな問題行動の抑制が目的であれば、性成熟を迎える前が良いでしょう。
だいたい5~6ヶ月頃に受けるのが適切であるという説が多いようです。
ですが、マーキング行動がひどくて、去勢手術をしたとても、それほど効果が望めない場合もあります。
もう癖のようになっており、習慣化していることがあるのです。
病気予防の場合も、同じように早いうちの方が予防効果が高いと言われています。
子を産ませないための目的以外に、「子宮蓄膿症」、「睾丸腫瘍」といった病気を予防するために手術をするケースが見られます。
|
|
犬のブリーダーをしています。動物に囲まれて生活していて毎日、多忙ですが、
色々な発見があり楽しいです。ペットに関してのご相談お受けいたします。
|
|