あなたの1日の塩分摂取量をセルフチェック!こんな症状は塩分取りすぎかも…
塩分の摂り過ぎは高血圧やむくみ太りの原因になります。ところで1日にどれくらい塩を摂取しているか把握していますか?高血圧の専門医が作ったチェック表で確認してみましょう。
味付けの濃い外食が多くなると、自然と塩分摂取量も増えてしまいます。
しかし、お塩を多く摂取することで、さまざまな病気や体調不良などのリスクが高まってしまうのです。
塩分を摂り過ぎることで、以下のような症状が現れる危険性が高まります。
経験済みの方も多いかと思いますが、濃い味のものを食べた後は、とても喉が渇きます。
体内に摂取された塩はナトリウムとなりカリウムの働きによって運ばれますが、ナトリウム量が多いとカリウムが不足し、代わりに水分で塩分濃度を薄めようとします。
このため、塩分が高いものを摂取するとお水が欲しくなるのです。
当然お水の飲み過ぎでお腹はタプタプ、体質によってはむくみを引き起こすことも。
水分を大量に摂り過ぎると、今度はそれがうまく排出されずむくみの原因に繋がります。
ダイエット中で栄養状態の悪い人や、血流が悪い人などは体内に溜まりやすくなる傾向にあり、さらなるむくみを引き起こす原因にも。
なんといっても塩分過多は、高血圧(一次性高血圧・本態性高血圧)の原因になります。
先に述べたように、塩分の取り過ぎによって水分を大量に摂取するほか、体内の水分も血液に集まってきます。
それにより血管への負担が増え、血圧が上昇してしまうのです。
血管が痛むと心臓病や脳梗塞など、取り返しのつかない病気への危険性が高まります。
WHO(世界保健機関)の塩分摂取目標値は、5.0g未満です。
しかし日本における「国民健康栄養調査の現状(平成25年度調査)」では、日本人男性は11.1g、女性は9.4gと、世界的に見ても非常に高い結果が出ています。
医学博士・管理栄養士の本多京子先生によると、加工食品などに含まれる「見えない塩分」も、塩分摂取量の上昇の原因となっているとコメントしています。
一般的な食事で塩分摂取が多くなる理由は、加工食品などから知らずにとる『見えない塩』にあります。朝食だけでも食パン・バター(マーガリン)・ハム・チーズなどから、知らずにとる塩分がかなり多く、これに気づくことが大切です。
自分の塩分摂取量を知ることは、減塩の第一歩。
東京女子医科大学の渡辺尚彦先生による「簡易塩分摂取量テスト」で、自分がどのくらい塩分を摂っているのがチェックしてみましょう。
解答の1~4に該当する数字を該当する合計すると、1日分の塩分摂取量が分かります。
- 薄い味付けを好む
- どちらともいえない
- 濃い味付けを好む
- ほとんど飲まない
- 1杯程度
- 2杯程度
- 3杯程度
- よく食べる
- ときどき食べる
- 1日1杯は食べる
- ほとんど食べない
- ふつうに食べる
- たっぷり食べる
- ほとんど食べない
- ふつうに食べる
- たっぷり食べる
食パンにも1枚当たり約0.8gほどの塩分が含まれているため、高血圧気味の人は注意したいところ。
朝ごはんにパンを食べるなら、代わりにフルグラ(フルーツグラノーラ)がお勧め。
女性に嬉しいビタミン群を始めとし、カリウムやカルシウムなど、パンより豊富な栄養素を簡単に摂取することが出来ます。
ミルクやヨーグルトと一緒に食べれば便秘解消にも期待が持てそう。
ご自身がどのくらい塩分を摂取していたか、大体把握できましたでしょうか?
塩分量を把握したところで、次回はどのように1日の塩分摂取を抑えていくか、減塩メニューにおすすめの食べ物やポイントをご紹介していきます。
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