必ずお金を貯める!「PLAN→DO→SEE」サイクルで資産を増やす方法
お金を貯めると決意したものの、計画倒れ。必ず貯蓄を遂行し、お金(または資産)を増やすために必要な方法、貯金の考え方をご紹介します。
「お金」について、何らかの目標や計画を立てたものの、計画倒れになった経験がありませんか。
一般的に、計画というのは、とりあえず「絵を描いてみる」ということ。
つまり、計画を立てて何もしなければ、まさしく「絵に描いた餅」となってしまいます。
また、その計画に基づいて実行したとしても、計画通りに進むことはほとんどありません。
お正月に立てた「今年の抱負」が、めったに達成されないのと同じです。
なぜ、計画倒れで終わってしまうのでしょうか。
「管理サイクル」の重要性
それは、定期的な「見直し(振り返り)」作業を行っていないからです。
基本は「PLAN→DO→SEE」
あなたは、「PLAN→DO→SEE」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
経営コンサルタント業務では、経営者の方々とこの「PLAN→DO→SEE」を基に打ち合わせを行っていました。
これは、「計画→実行→見直し(振り返り)」の管理サイクルのことです。
「計画」を立てるだけではなく、どう「実行」し、どのように継続して「見直し(振り返り)」を行うのか。
その仕組みの重要性を理解することが、大切なポイントといえます。
今回、あなたは「1000万円貯める」という計画を立てたとしましょう。
しかし、その通り進む計画の方が少ないため、前述の管理サイクルに基づく必要があります。
仕事が変わった。
家族構成に変化が出た。
収入と支出の金額に大きな変動があった。
このように、環境の変化に合わせて、計画の組み直しをせざるを得ないことが、まず間違いなく起こるでしょう。
それを放置してしまうと、せっかく1000万円貯めると決断した想いを、達成できなくなってしまいます。
したがって、状況が変わった時点で、必ず計画の見直しを行う必要があるのです。
明らかに計画変更せざるを得ない事象があれば当然ですが、何もなかったとしても、年1回は、自分の計画の進捗状況を確認する機会は持ちたいものです。
そうすることで、再度、あなた自身のモチベーションを維持することができます。
「必ず1000万円貯める」という意思確認になる訳です。
計画を立てることや実行することより、実は、見直しをするということは、意外と難しいものです。
日々の仕事や生活に追われていると、わざわざその時間を取るのは大変でしょう。
また、大半のケースでは、見直すことすら忘れ去られています。
では、一体どうすれば良いのでしょうか。
見直しを行うには、あなたの生活の中に、そのサイクルを組みこんでしまいましょう。
お勧めは、時間が少しゆっくり取れて、絶対に忘れない日を「見直し日」として設定することです。
例えば、お正月休みの大晦日や元日に見直すのも良いでしょう。
誕生日に、お金の運用だけでなく、自分の今年の目標に対しての進捗を振り返る人達もいます。
「資産運用」に限って言えば、できれば半年に1回、進捗を見直す時間を取ると良いでしょう。
時間は、30分程度あれば十分です。
ご紹介した内容を3つのポイントにまとめました。
ぜひ、目標達成のために実践してみて下さい。
- お金を計画的に貯めるには「PLAN(計画)→DO(実行)→SEE(見直し)」の管理サイクルを持つ
- SEE(見直し)は、最低年1回(できれば半年に1回)行う
- 見直し日は、自分が絶対忘れない日にする
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投資顧問会社IFA JAPAN®株式会社ほか、リンクスグループ3社の代表を務める。現在、経営コンサルタントのほか、金融機関に影響を受けない独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)として、国内外の金融商品を用いた「ポートフォリオ・マネジメント・サービス(PMS)®」の評価は高い。
また教育にも力を入れており、講演回数は800回以上。その他、日本経済新聞社、各マネー誌、フジTVなど執筆、出演も多数。
■ライセンス
経済産業省登録 中小企業診断士
国土交通省登録 公認 不動産コンサルティングマスター
日本FP協会認定CFP® 他
■メディア実績(執筆、取材など)
・日本経済新聞 、日経ヴェリタス
・納税通信、税理士新聞
・富裕層向け雑誌「ミリオネア」「NILE’S NILE」
・フジテレビ「とくダネ!」、テレビ朝日「やじうまテレビ!」など
■著書
「海外分散投資入門 ―日本が財政破たんしても生き抜くためのノウハウ―」
(Pan Rolling社)
「海外ファンドのポートフォリオ」(Pan Rolling社)
「着実に年10%儲ける海外分散投資入門」(実業之日本社)
「投資のプロが教える初心者でも失敗しないお金のふやし方」(IFAメディア出版)
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