あなた自身や周囲の人で「完璧主義」だと思い当たる人はいませんか？

 

完璧主義とは、仕事だけでなくあらゆる物事において、完璧な状態を目指す考え方のことです。

時間をコントロールし、全ての事を自分の思い通りにしようとします。

 

  

完璧主義の考え方自体は、悪いという訳ではありません。

 

しかし、実際に全ての事を思い通りにできることは殆どありませんよね。

むしろ、少ないでしょう。

 

よって、過度な完璧主義になってしまうと、人付き合いが難しくなります。

また、完璧にできなかった時に上手く自己対処できず、結果として、精神的に疲れてしまいがちです。

 

では、どのような人が完璧主義者と言えるのでしょうか。

自覚がなくても、あなた自身がそうである可能性もあります。

 

以下の特徴をチェックして、確認してみて下さい。

 

完璧主義者は、自分や周りに対して、完璧でないとイライラする傾向があります。

これこそが、完璧主義の最大の特徴です。

 

完璧主義者は、完璧にできない自分に対しても苛立ちを感じ、妥協ができない人が多くなります。

例えば、自分で決めたタスクを時間内に終わらせないと、気が済まないのです。

 

 また、自分ができることが他人にできないとイライラします。

「お前にはこんなこともできないのか」と、他人の失敗を必要以上に責める人は要注意です。

 

2つ目の特徴として「自分のキャパシティを超える物事はとことん拒む」というものがあります。

 

完璧主義者は、自分が完璧にできないと気が済みません。

よって、完璧にできないと判断したことは、最初から拒否するのです。

 

掃除を例に見てみましょう。

何でも完璧というイメージと異なりますが、掃除ができない人は、完璧主義を疑って下さい。

 

どれだけ掃除をしても、自分の求める完璧な状態が保てないと分かると、掃除自体を放棄します。

求める結果が出せない苦手なことからは離れ、得意なことにだけ集中したいと考えるためです。

 

3つ目は「ネガティヴ思考」という特徴です。

完璧主義者には、ネガティヴな考え方の人が多くなります。

 

理想は高くても、結果が追いつかないため、自分に対して否定的な感情を持つようになるのです。

常に何かを批判をしている人は、高過ぎる理想と現実のギャップを埋めるため、そのような態度を取ってしまいます。

 

ご紹介した特徴が当てはまるのならば、できるだけ早急に改善を試みましょう。

 

何でも100％の基準をなくし、結果だけを求めるのは止めることです。

そうすれば、心にゆとりができるはずです。