病気や痴呆を予防!犬の老化症状と、老犬との正しい接し方 (2/2)

愛犬の老化現象。白内障や痴呆(ボケ)などの病気、後ろ足が悪くなったり散歩に行きたがらなくなる症状は、老化のサイン。正しい接し方と対処法を学びましょう。

執筆者: 堀内フローラ 職業:ブリーダー、ペットガイド

歩かせないと、老化が加速!

少しずつ視力が悪くなるため、犬はあまり不便を感じてはいないようです。

嗅覚や足裏の感覚で、大部分を補いますので、失明してさえ、普段の生活場所を歩くことは出来るものです。

 

犬の老化の具合を見て、かわいそうだからと抱いて移動したり、新しい刺激を与えずにいることは、さらに老化を
加速させてしまう恐れがあります。

 

犬は後ろ足が衰えやすいので、ゆっくりでも良いので、毎日歩かせるようにしましょう。

 

無理せず、遊び感覚でトレーニングを
2~3分程度の筋トレでOK!

おやつを上手く使って、遊び感覚で、筋力トレーニングができるとよいですね。

 

  • 立ったり座ったりを繰りかえす。
  • 飼い主の周りをくるくると歩かせる。
  • 座布団の上に立つ、低い物の上をまたぐなど。


いずれも2~3分程度で構いません。

犬が疲れてしまう前に切り上げましょう。

 

 

知的な遊びで脳トレ

おやつを隠して探したり、飼い主とのかくれんぼなど、知的な遊びを取り入れますと、脳のトレーニングになり、
認知症の予防効果が期待できそうです。


遊んで興奮してしまう犬の場合は、休憩しながらにしましょう。
呼吸が激しくなりすぎると、体に負担がかかります。

 

おわりに

犬が自力でトイレできなくなりますと、介助したり、オムツをつけたりと大変になってしまいます。
できるだけ快適な暮らしが出来るように、配慮してあげたいものです。


犬の性格によっては、強い刺激が不安や恐怖になっていたりしますので、年齢や性格、飼育環境に合わせていくようにしてください。
愛犬がいつまでも元気で長生きできるといいですね。

 
 コラムニスト情報
堀内フローラ
性別:女性  |   職業:ブリーダー、ペットガイド

犬のブリーダーをしています。動物に囲まれて生活していて毎日、多忙ですが、
色々な発見があり楽しいです。ペットに関してのご相談お受けいたします。