就園前にやっておこう!子供の「自立心」を育てる接し方
自立しない子供の教育方法とは?幼稚園や保育園、小学校で、自分の事を何もできない子どもが増えています。自分で考える力を養わせ、「自立心」を育てる方法を伝授します。
こんにちは、数教研千里中央教室の米田淑恵です。
最近は、幼稚園入園前にプレクラスを設けているところが結構あるようです。
週に1~2回程度通園し、親子ともに園に慣れてもらうためです。
今までおうちの中がすべてで、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなどの近しい人しか知らなかったのに、急に沢山の知らない人と一緒に過ごすことになるのですから、慣れておくことで戸惑いも少なくて済むのでしょう。
この時期にぜひやっておきたいこととして「自立」を促すことが挙げられます。
ここでいう「自立」とは、自分で考えて行動にうつせること、つまり「自分でできる子ども」と言う意味です。
今回は、どうやって「自立への第一歩」を迎えればよいのか、そのポイントをご紹介します。
まずお母さんにしていただきたいのは、察するのをやめることです。
「幼稚園や小学校に入ったとき、自分の事を何もできない子どもが増えている」という話をよく聞きます。
これは、お母さんがすべて察して、先回りしてやってくれているからなのです。
一見子どものために思える行動も、後々子どもが困った状況に陥ってしまいます。
困ったら、「困ったから助けて」と自分から言える子に
教室でも「消しゴム」とだけ言いに来る生徒さんには、「消しゴムがどうしたの?」と話します。
「消しゴム忘れた」とさらに子どもは告げるのですが、「ご報告ありがとう」と返します。
すると、「消しゴム忘れてきたので、かしてください」とちゃんと言えるのです。
この生徒さんが消しゴムを忘れてきたことは、机の上に出してある筆記用具を見た時点で、既に気がついていたのですが、察して渡してしまっては、本人のためにはなりません。
困った時には自分で「困ったから助けてほしい」と言えるようになってこそ、子どもは自分でできるのです。
次に大切なのは、簡単に教えないで待つことです。
これは、大人にとって非常に難しいことです。
大人が子どもの代わりにやってあげたり、説明したりした方が、子どもだけでやるよりも、ずっと早いのですから、大人の我慢のしどころになります。
しんどくて当然です。
教室は、自学自習のプリント学習ですから、当然自分でプリントを読んで、例題を解くようになっています。
もちろん初めて学習する単元など、必要な個所では説明をするのですが、極力説明が多くなりすぎないように気を付けています。
入会してまもない生徒さんの中には「これどういうこと?」と、すぐに聞いてくるお子さんも少なくありません。
その度に「問題のここを音読してみよう」「ここをもう一度読んでみてね」とだけ案内します。
自分で気がつくことができるようにするためには、まわりくどいようですが、全部説明してしまわない方がよいのです。
どうしても困っているようなときには「少しだけ助ける」を心がけてみましょう。
子どもは元来自分でやるのが好きなのです。
ですから、その思いを受け止めて、「わからない」と困ったときは「ちょっとだけ」手伝ってあげるのです。
教室では採点待ちの間には、パズルをして待ってもらったりもしています。
パズルといっても、キャラクターなどが入っているものではなく、タングラムなどのシンプルなものです。
「わからない」とパズルで困っていても、ヒントを与えたりはしません。
自分でやる方がずっと楽しいからです。
ですが、やるコツが全くつかめなくて困っているときは、ひとつだけ「ここにこの形を置いてみたら?」とヒントを出してみます。
すると「あっ、これ以上は言わないで!できそう」と自分でやりだすのです。
いずれも、簡単でありながら難しいものばかりですが、すぐに実践できなくても、知っているだけでも良いと思います。
遠回りのように見えることが、実は「自分でできる子」を育てます。
どれかひとつだけでもかまいません。
今日からでも出来ることばかりですので、ぜひお試しください。
|
|
こんにちは。
数教研千里中央教室の米田です。
豊中市・千里中央の新千里西町会館にて、週2回皆さんと楽しく学習しております。
子ども達の「わかった!」という言葉を聞くのが何よりうれしいです。
ブログも毎日更新中です。一度のぞいてみてください。「数教研千里中央教室へようこそ」で検索。
|
|