木村庄之助ってダレ?大相撲の進行役「行司」が行う、5つの主仕事 (2/2)
審判だけではない、大相撲を支える行司さんの仕事に迫る!場内でのセリフや番付表の作成など司会進行で大忙し。「木村庄之助」って誰?という疑問にもお答えします。
行司は全力士の四股名・出身地・所属部屋を覚え、書いた紙など見ずに、土俵下でマイクを持ちアナウンスします。
この時には、土俵上での装束ではなく、ワイシャツにズボンなどの姿です。
仕事4 弓取式
結びの一番(その日最後の取組)を裁いた行司は、その後行われる弓取式に立ち会います。
まず、弓取を務める力士に、土俵上で弓を渡します。
そして、その弓を操り、四股を踏むといった弓取式の儀式を行う力士を、向正面から見守ります。
仕事5 番付表を書く
独特の相撲字で書かれている、番付表や星取表。
実は、これも行司が書いています。
横綱土俵入りの後に、翌日の取組を半紙に書いた紙を、会場内の観客に見せ読み上げる「顔触れ言上(かおぶれごんじょう)」という儀式では、読み上げるのも、半紙に相撲字で文字を書くのも、行司の仕事です。
横綱や大関の披露案内状を書くことから、封筒書きなど親方や力士の代筆まで、土俵以外では、意外にも行司さんは文字を書くことが多いそうです。
おわりに
大相撲を支えてるのは力士だけではないことが、お分かりいただけたかと思います。
力士ばかりに目が行きがちですが、行司さんにも目を向けて、大相撲観戦を大いにお楽しみください。
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