彼氏からの暴力や暴言が怖い…デートDVの定義と対処法
彼氏から暴力や暴言を受けている。怖いけれど好き…別れたくない!警察に相談すべき?デートDVの定義・事例・女性が出来る対処法を解説。
ドメスティックバイオレンス(domestic violence/DV)という言葉を耳にしたことのある人は、とても多いのではないでしょうか。
「配偶者(内縁関係を含む)に対する暴力」を指す言葉であり、広く知られるようになりました。
ただ、この言葉は、現在では、「配偶者」「「生活を共にする人」だけでなく、恋人に対する暴力などを含めて使われることもあります。
では、デートDVという言葉はご存知でしょうか?
DVの言葉のなかには、「デートDV」というものもあります。
これは、「比較的年若い恋人同士であり、かつ結婚をしていない2者間において振るわれる暴力」を指します。
デートDVも、一般的なDV同様、以下の4つに大別されます。
☑ 殴ったり、蹴り飛ばしたりするような肉体的な暴力
☑ 借金をし、それを返さない経済的な暴力
☑ 望まない性行為を強制したり、避妊すべき状況において避妊に協力的ではなかったりする、性的な暴力
☑ 脅迫をしたり、心無い言葉を使って相手を傷つけたりする精神的な暴力
デートDVの問題点の1つは、「恋人同士の痴話げんか」で片づけられてしまうことです。
また、このような暴力を振るう人と一緒にいることで、徐々に感情がコントロールされ、「自分が被害者であること」を自覚できなくなるのも問題点です。
特に、身体的な暴力以外の場合は、周りからも本人からも「傷」という形では見えません。
そのため、救助が遅れてしまいます。
デートDVに対する対処策は、大きく分けて2つに分けられます。
まずは、周りの人に相談するようにしてください。
また、「恋人以外の人に同じ行動をしたとき、彼(彼女)の行動は、人を不快にさせたり犯罪行為となったりしないか」ということを冷静に見ることが重要です。
もし、あなたが恋人の行動に違和感を持つならば、すぐに離れるようにしてください。
「離れられない」「離れるのが怖い」「大したことではない」と感じるようなら、まずは一度、メールや電話を切って、少し距離を置くだけでも効果的です。
すぐにその人と離れるよう、アドバイスをしてください。
しかし、おそらく多くは、口でのアドバイスだけではなかなか離れようとしないでしょう。
その場合は、躊躇わず、第三者の介入を要請します。
特に、身体的な暴力が伴っている場合は、警察や弁護士の出番です。
デートDVの支配下に置かれると、人は正常な判断能力をなくします。
それが長期間であればなおさら。
そのような場合、身近な友人や家族の言葉は、逆に耳に入らなくなることもあります。
その際には、公的な第三者の介入が極めて有効ですので、手遅れになる前に協力を要請しましょう。
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Latte Columnist
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