掃除機は「紙パック式」と「サイクロン式」どっちがおすすめ?生活スタイルに合った選び方をしよう
掃除機は「紙パック式」と「サイクロン式」の2種類に分けられます。それぞれの特徴(メリットデメリット)を知った掃除機の選び方。
掃除機が、ある日突然動かなくなった。
これは困ったと電気屋に駆け込むと、その種類の多さに再び困るかもしれません。
今や海外製の物も含め、多種多様な掃除機が販売されています。
どれが良いのか分からず、勢いで買ってしまうと後悔するかもしれません。
今すぐ必要ではないとしても、掃除機について知っておいても損はありません。
掃除機は、大まかに「紙パック式」と「サイクロン式」の2種類に分けることができます。
この2つの大きな違いは、集塵方法です。
吸い込んだゴミやホコリを、あらかじめセットしてある紙パックに溜めていきます。
また、吸い込んだ空気は、紙パックを通して排気。
つまり、紙パックにはフィルターの役割もあるということです。
吸い込んだゴミやホコリを、ダストカップに集めます。
吸い込んは空気は、遠心分離により重いゴミと軽い空気に分離し、ゴミはダストカップに、空気はフィルターを通して排気されます。
ゴミと空気の通り道が異なる
すでにお分かり頂けたかと思いますが、紙パック式はゴミと空気が同じ道を通ります。
一方のサイクロンは、異なる道を通るのです。
これが、サイクロン式の排気はキレイだと言われる点でしょう。
ただ、これだけでどちらが優秀かを決めることはできません。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
☑ 紙パックごと捨てられるため、ゴミ捨てが手軽で衛生的
☑ ゴミ捨ての回数が少ない(2ヶ月に1回程度)
☑ 定期的なフィルター掃除が不要
☑ ゴミが溜まる前の吸引力が強い
☑ 紙パック代のランニングコストがかかり続ける
☑ 空気がゴミの中を通過するため、排気臭がある
☑ ゴミが溜まってくると吸引力が弱くなる
「サイクロン式」掃除機のメリットとデメリット
☑ ランニングコストがかからない
☑ 空気とゴミが分離されるため、排気が綺麗
☑ 吸引力が弱まらない
☑ 使う度のゴミ捨てが必要(最低でも週1回)
☑ ゴミ捨て時、粉塵が舞ってしまうことがある
☑ 定期的に、ダストカップやフィルターの掃除が必要
現在、掃除機市場ではサイクロン式の方が多く製造されています。
しかし、実際に売れているのは、紙パック式とサイクロン式でほぼ半々になっているようです。
メリットとデメリット、どれを重視するのかは人それぞれということですね。
「紙パック式」と相性の良い人は
やはり、ゴミの処理やフィルター掃除をあまりしたくない方は、紙パック式が良いでしょう。
なお、気になる排気ですが、空気をかなり綺麗にするフィルターが内蔵されたタイプもあります。
排気にこだわる方は、電気店で聞いてみると良いでしょう。
「サイクロン式」と相性の良い人は
小まめな手入れが苦痛ではなく、それよりも、きれいな排気を重視している方はサイクロン式がおすすめです。
また、ペットの毛がよく落ちるなど、一度に吸引するゴミの量が多いお宅でもサイクロン式が良いでしょう。
紙パック式もサイクロン式も、それぞれにメリットとデメリットがあります。
どちらが優れているということはなく、掃除機を使う方の性格や、家の状況に合わせて選ぶのが賢明です。
掃除は毎日のことですから、できるだけストレスのかからない機種にしたいものですね。
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