ドッグランの使い方と注意点!マナーを守って愛犬と遊ぼう♪
ドッグランの使い方やマナー、注意事項を解説。リードなしで遊べるドッグランは、ワンちゃんにとって楽しそうな場所に見えますが、すべての犬に適しているとは限りません。ドッグランデビュー前の飼い主さん必読です。
愛犬のリードを外して、自由に走り回れるドッグラン。
最近では高速道路のSAや、ドッグラン付の宿など、様々な場所で利用する機会が増えています。
一方で、ドッグランを巡るトラブルも多発しています。
人も犬も、悲しい思いをすることがないように、利用する際に気を付けてほしいポイントについてお伝えします。
子犬を迎え入れて、お散歩デビューもしたところで、「さぁドッグランだ」というところ。
でも、少し待ってください。
まず、自分の愛犬がドッグランを利用できるのか、考えてみましょう。
ドッグランの中では、リードが着いていません。
興奮しそうな犬を止めたり、呼び戻したりするのは、「音」や「身振り」で行うしかないのです。
家族以外の人や犬に対して、過剰に興奮したり怖がったりする場合は、柵で囲まれているドッグランという環境は避けた方が良いでしょう。
お腹を壊していたり、感染性の皮膚病を治療中の場合だったり、避妊手術をしていないメスでヒート中の状態で入ったりすることは、完全にNGです。
体調が万全ではない時は、どんな場合でもドッグランの利用は控えましょう。
ドッグランに入る前に、外からドッグラン内の様子を観察してみましょう。
☑ オーナーさんたちが自分の犬をちゃんと見ているか?
☑ 興奮してしつこく他の犬を追いかけている犬がいないか?
☑ ドッグラン内が不衛生ではないか?など
もし、この時点で不安を感じるようであれば、入場するのを止めておくのも、大切な愛犬を守るためには必要な判断です。
そして、入場前にある程度散歩をしてエネルギーを発散し、排泄を済ませておくことも大切です。
いきなりリードを外して走り回らせるのではなく、リードを着けた状態で場内を歩きながら、様子を見てみましょう。
周りや自分の犬が落ち着いている様子であれあれば、リードを外して自由にしてみましょう。
「ドッグランで、子犬の頃からたくさん社会化をしてきました」という方がいますが、これは大きな間違いです。
ドッグランは、すでに社会化が済んでいて、他の犬と問題なくコミュニケーションを取れる犬が行き、自由に運動することを楽しむ場所です。
社会化のためにと、犬慣れしていない犬を連れて行くと、取り返しのつかないトラウマを抱えてしまう結果にもなりかねませんので、注意しましょう。
公園や広場など、他の人や犬がいない場所でロングリードを着けて、少し自由な範囲を広げて散歩したり、気の合う近所の散歩仲間と一緒にお散歩したりするだけでも、犬にとっては楽しい時間になります。
安全な場所でリードを外して遊ばせてあげたいという場合には、貸切専用のドッグランもあるので、そういう場所を使った方が良いでしょう。
「ドッグランは、楽しいに違いない」というのは、人間の考え方です。
私たち人間に置き換えてみると、老若男女知らない人がたくさん集まるホールに閉じ込められて、「さぁ、ここで遊びなさい」と言われているようなもの。
5歳児に追いかけっこを頼まれたり、若い男に執拗に迫られたりするかもしれないのです。
想像しただけで疲れますね。
後になって「止めておけばよかった」とならないように、ご自分の愛犬にとって何が楽しいかを、見極めてあげてくださいね。
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「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
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