白米ご飯を玄米に変えると、食物繊維の力で便秘解消、満腹感、腹持ちがいい、血糖値の急激な上昇を抑えるなどの健康効果があるのです。
玄米が体に良いことはよく知られていますが、ダイエットにも効果がある事は知っていますか?
白米を玄米に変えるだけでダイエット効果を得ることが出来るのです。
それだけではなく様々な効果を実感している方も多いとか。
玄米の秘密に迫ってみましょう。
玄米とは、もみ米からもみ殻だけを取り除いたお米のことを言います。
普段私たちが食べている白米はこのもみ米を精米したものです。
精米によりぬかと胚芽を取り除き胚乳のみにしたものが白米なのですね。
好みにより3分づき米、5分づき米、7分づき米、白米と精白の度合いも様々です。
玄米は白米に比べて、ビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含んでいます。
人間が必要とする栄養素をほとんど摂取することが出来るので、完全栄養食とも言われています。
玄米について注目すべきは、フィチン酸という物質を多く含んでいることです。
このフィチン酸は体内の有害物質を排出してくれる働きがあります。
昔の人は、この玄米を主食として「一汁一菜」で健康な生活を営んでいたのですね。
玄米に含まれている豊富な食物繊維により、便秘解消になります。
ただし、消化は白米に比べてよくないのでよく噛んで食べることが大切です。
また、白米よりも固いのでよく噛んで食べることになり、満腹感も得やすくなります。
玄米を食べたときには白米よりも血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
これも、食物繊維の働きによるものです。
血糖値の上昇が緩やかな場合、下がり方もゆっくりになりますので、空腹になるまでにも時間を要することになります。
すぐにお腹が空いてしまうという事も防げるというわけです。
血糖値が上昇する数値が低いので、インスリンの分泌も抑えることができます。
インスリンは脂肪分解の妨げになる作用があるので、血糖値が上昇すると過剰に分泌され、体内に脂肪が貯まりやすくなるのです。
先ずは、玄米を炊くことから始めてみましょう。
今の炊飯器には玄米モードも付いていることが多いので、そちらを使うと失敗なく炊くことが出来ます。
初めて食べるときはやや固いと感じる方が多くいらっしゃいます。
慣れると大丈夫ですが、消化があまり良くないのでよく噛んで食べるようにしましょう。
始めは白米に比べて少し食べづらいかもしれません。
市販されている雑穀などを混ぜてみると、味わいが変わって美味しいですね。
小豆を一緒に炊いてみると赤飯のように食べられます。
カレーにかけてみることから始めてみると、取り入れやすいでしょう。
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