こんにちは、食育インストラクターの中根千恵です。

現代は1年中、スーパーで様々な食材が入手できますので、季節の野菜が何なのか分からなくなっています。

自然に逆らわず、無理のない環境で育った『旬な食材』は気候とのバランスも絶妙で、体内リズムも整えてくれる上に価格の面でもお手頃です。

暑いからと冷たいものばかり食べていればいいという訳ではありません。

意外にも、夏は新陳代謝が悪くなる時期です。

そういうものでもないのが、夏の食生活の難しいところです。

やはり、その時期・季節に合った旬な食材・栄養を摂取することで身体のバランスが整い、健康な日々を送ることに繋がります。

また、身体のバランスを整えることは、健康面だけではなくダイエットにも効果があります。

食べなければ、それは確かに痩せます。

しかし健康とは、ほど遠い身体になってしまいます。

必要な栄養を取らないと体内は栄養不足と勘違いして、どんどん食欲が増してしまうのです。

季節ごとに必要な栄養素は、旬野菜にほぼ含まれています。

たとえば春野菜。
タケノコや山菜なと土から芽吹く野菜の苦みには、冬に溜まった体内の余分な物を排出し、細胞を活性化させる働きがあります。

水分量の多い夏野菜は、暑さで火照った身体を冷やし、新陳代謝を活発にします。

新陳代謝が活発になると体内の毒素を排出し、また脂肪燃焼・ダイエット効果もあります。

また、夏バテにも欠かせないビタミン等も多く含まれているのが夏野菜の特徴です。

夏野菜の栄養素を見てみるとビタミン、カルシウムなど様々な栄養素が含まれています。

それと同時に血行促進を促し発汗作用を高めるものや食物繊維など、便秘、つまり体内の毒素を排出するものが多く含まれていますので、デトックスにも最適です。

代表的な夏野菜といえば以下の食材。

夏野菜を細かく刻んでつゆにつけて食べる「山形のだし」なども有名ですね。

気温が高くなると、夏バテなど身体には厳しい季節になります。

季節に合った旬な食材で、体内リズムを取り戻して体内から綺麗に、そして健康な生活を送ってくださいね。