外へ出て仕事をしていると、他人の言動が目につきやすいですよね。

ふと気づけば、自分のものさしで何気に他人を測ってしまいがち。
ですが、自分もまた同じように他人のものさしで判定されています。

社会の本流にポジションをキープするため「自己更新」のチェック、してみませんか？

尊敬する某プロゴルファーによって書かれた本で、今もずっと心に残っている内容があります。
それは、「頑固さを他人に向けるのでなく、自分自身に向けられるのが一流のプロゴルファーだ」といった内容でした。

一般の人が遠く及ばない練習量や、時間を費やすのはプロなら当然のこと。
ただ、それ以上に自分の職業意識や熱量、想いは半端なものではないのですね。

知識や経験、実績を積めば積むほど自信になっていくのは、どんな仕事でも同じかもしれません。
そして多くの人が、自分の考え方や見方に自信を持つようになります。

そんななか頑固さを自分に向けるのは、向上心を持ち続けることなのですね。
裏返せば、断罪すべきは他人ではなく、自分自身だということでしょうか。

科学技術やITの進化は、とどまることを知りません。

バリバリ前衛で仕事をしている人も、置いてきぼりにならないよう気が抜けないですよね。
昔のように新卒で就職したからと、安住の地などどこにもないのですから。

では、スキルアップさえできていれば問題ないのでしょうか？

政治や経済、国際問題など、さまざまなエレメンツで潮流が変わっていきます。

よく「潮目が変わった」とか「風向きが変わった」などと言いますが、要は「方向性」が大事なのですね。

日本社会では、あまりに要領の良い人は信用を得にくい部分もあります。
ですが新しい情報や、勢いのある方向に目を向ける「風見鶏」的な感覚は、必須かもしれません。

しっかりと仕事をしている人は、ほぼ多忙な毎日です。

責任感が人一倍強く、何に対しても一生懸命取り組みます。
そして仕事ができる人ほど気が回るため、つい自分自身のことは後回しになってしまうのです。

ビジネスシーンでは納期が優先されるため、期限前はつい、まわりの声も聞こえなくなりがち。
どんなに仕事ができる人であっても、冷静さを欠くことだって出てきます。

そんな時に有り難いのは同僚や、経験豊かな先輩たちの持っている貴重なアドバイス。
自分の経験値を増やすことだけでなく、人から頂いた知恵や体験談であっても、実は「自己更新」の大きな原動力です。

あえて「貸し」ではなく、「借り」を作っておく気持ちのゆとりも、成長に一役買ってくれるかもしれませんね。

自意識が高ければ高いほど、人の視線は気になります。
他人のものさしで自分がどう判定されているのか、気にならない人なんていません。

とはいえ、自分ものさしで他人を測っている暇があるのなら、「まず自分！」ということなのですね。