犬なのに散歩嫌い?飼い犬が散歩に行きたがらない原因とは
お散歩を嫌がる、犬が散歩に行きたがらない、行ってもあまり歩かずにすぐに帰りたがる原因と克服方法。無理矢理引っ張るのはNG!
お散歩やお出かけなど、愛犬と一緒に出かけることをイメージして犬と暮らし始める方は多いことと思います。
最近では、「小型犬なら散歩はいらない」といって散歩へ行かないケースも見られますが、お散歩することが、犬と暮らす楽しみでもありますね。
一方で、「散歩へ連れて行きたいのに、外では全然歩いてくれない」「散歩へ行こうとすると逃げてしまう」と言う悩みを抱える方も少なくありません。
犬なのに散歩が嫌いなんて、何故なのでしょうか?
今までは歩いていたけど、最近歩かなくなったなど、行動に変化があった場合には、まず健康上の理由を疑いましょう。
足が痛い、お腹が痛い、胸が苦しいなど、言葉では表現できないけれど、体の不調を訴えている可能性があります。
シニア期であっても、それまでお散歩が大好きな犬であれば、歩き方が遅くなったとしてもお散歩へ行くのは楽しみなはず。
それが急に嫌がるようになったとすれば、体の不調が考えられるので注意しましょう。
家の中ではカラーやリードを着けず自由に動き回れるのに、いざ外へ出るとなると、リードを着けて半径1~2メートルの範囲しか動けない。
匂いを嗅ごうとしても止められるし、土を掘ろうとしたら怒られる。
このような散歩であれば、「だったら家にいた方がいいや」と、思ってしまうかもしれません。
リードを短く持ち、常に前を見て歩かせることは、例えば私たち人間にとって、旅行へ行った時に「キョロキョロしないで前だけ見て歩きなさい!」と言われているようなもの。
そんな旅行は楽しくないですよね。
パピー時代のお散歩デビューが遅かった場合や、散歩中に他の犬に吠えられた、追いかけられたなどの怖い思いをした場合に、散歩が苦手になることがあります。
怖がりの犬にとっては、人や車がたくさん通る道を歩くことは、楽しさよりも怖さが勝ってしまい、「散歩=怖い」というイメージがついてしまうことがあります。
外へ出ることや、カラーやハーネス、リードを着けることに抵抗感が出てきてしまった場合は、小さなステップから始めていきましょう。
室内でご飯を食べる前やおもちゃで遊ぶ前に、カラーやハーネスだけを着けてみて、慣れてきたらリードを着けるようにします。
外が怖くて歩けない犬にとっては、高所恐怖症の人が吊り橋の上を歩いているようなものです。
無理矢理引っ張るのではなく、犬自身が一歩を踏み出すまで、根気強く待ってあげましょう。
お散歩が苦手・嫌いという犬であっても、「公園なら大丈夫」「この道なら大丈夫」など、必ずお気に入りの場所があります。
初めは、静かで周りに人がいない公園などからスタートしてもいいですね。
歩けなくても公園のベンチに座っているだけでも室内にいるのとは違う刺激があるので、心と体の健康のためにも、毎日の散歩が楽しくなるように工夫をしてあげてくださいね。
|
|
「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
|
|