犬の散歩、時間はどのくらい?愛犬の散歩量が足りてるかチェック!
「小型犬は散歩がいらないって本当?」「犬の適切な散歩量は、どれくらい?」専門家が散歩の疑問に答えます。愛犬の散歩量が足りているかを判断する方法も紹介。
犬種図鑑や犬の飼育本を見ていると、犬種別に「1日○○分程度」や、「小型犬なので室内での運動でも十分でしょう」などと書かれていることがあります。
ペットショップでも、店員さんから「小型なのであまり散歩は必要ないですよ」と言われることもあるでしょう。
実際、体の大きさや犬種によって散歩の量が違うのでしょうか?
今回は、犬にとっての適切な散歩の量と、その見極め方をお伝えしていきます。
チワワやヨークシャーテリアなどの超小型犬の場合、「小さいから散歩はいらない」と言われがちですし、獣医さんでもそう指導するケースがあります。
ですが、これを人間に置き換えてみるとおかしな話ですね。
「あなたは身長140センチだから、運動は必要ありませんよ。家の中で過ごしていれば十分です」
という言葉を信じる人がどれだけいるでしょうか。
犬にとっての散歩は、運動というだけではなく、心の健康を維持するためにも大切なものなのです。
同じ小型犬でも、テリア種に関しては「活発な犬種なので、十分に運動させましょう」と記載されていることが多いです。
確かに犬種によって作り出された目的があるので、テリアや牧羊犬、猟犬などの犬種は十分な運動をさせていないと問題行動につながることもありえますが、実際のところはそのイヌそれぞれの気質や性格、健康状態によって、適切な散歩量は大きく異なります。
犬種はあくまでも参考程度、と考えておきましょう。
自分の愛犬の散歩量が足りているのか、また多すぎたりしないのか判断するには、自宅での愛犬の過ごし方や健康状態を観察してみましょう。
散歩から帰ってきても、家の中で運動会状態で、留守番をさせるとイタズラばかり…。
こういう場合は、散歩の質や量が足りていない可能性が高いです。
一方で、散歩から帰るやいなやぐったりと眠り込んでしまって、目がぼんやりとしているようだと、疲れすぎなのかもしれません。
中には、下痢や嘔吐などの体の不調として現れることもあります。
ドッグランで走ったり、ボール投げ遊びを何度も繰り返せば、確かに体は疲れてくれるかもしれませんが、時にはそれが神経を高ぶらせる原因となったり、興奮スイッチが入りやすくなったりすることもあります。
散歩の中に遊びを取り入れるのは良いことなのですが、ゆっくりと散策して匂い嗅ぎをするなど、散歩では五感を使うことでリラックスしてもらうことも大切です。
静と動、メリハリのあるお散歩が良いですね。
ちょうどいい散歩の量や質があらかじめ分かっていれば悩みはないのですが、なかなかそうはいかないのが難しいところですよね。
理想と現実のギャップに戸惑ってしまうことがあるかもしれませんが、イヌそれぞれで好きなお散歩の内容が異なります。
お友達と交流したり、のんびり公園で日向ぼっこしてみたり、広場で遊んだりと、どんなお散歩が好みなのかを一緒に暮らしながら探してみてくださいね。
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「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
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