部屋にムカデが出たら「熱湯」で退治しよう!ムカデの侵入経路と対処法
虫画像なし!毒性が高く危険な虫「ムカデ」。家の中への侵入経路を断つために、ムカデが好む場所や活発に活動する季節などの生態を学びましょう。また、退治する方法も紹介。
これから暖かくなってくると、虫たちも蠢(うごめ)きだします。
家に出てきて嫌なものといえば、蟻、蚊、ゴキブリなど様々ですが、中でも毒性が高く危険なのがムカデです。
ムカデは、そういえば冬は見かけない気がしますが、どの季節、どんな環境を好むのでしょうか。
どうやって家に侵入し、見つけたらどうすればよいのでしょうか。
その生態と退治方法をみていきましょう。
ムカデは百足と書きますが、日本にいるムカデは、実際には100本もありません。
21対=42本のものが一番多いようです。
小さなムカデですが、その毒は大変強力で、足先を噛まれた場合にでも足全体が腫れ上がることもあるほどです。
激痛が走り、腫れてしびれ、ズキズキうずき、動悸、発熱、吐き気を催す場合もあります。
ムカデの毒は、蜂の毒に成分が似ています。
死に至らしめるほどの毒は有していませんが、アナフィラキシーショックを起こすことも稀にあるので注意が必要です。
症状がひどい場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。
ムカデに刺された足(左)
家の中でムカデを発見した際、その場所は、お風呂場やトイレ、洗濯機周辺など水回りが多くないですか?
あるいは、雨の日が多くないですか?
ムカデは、湿った場所を好みます。
雨上がりのベランダの水たまり、日陰に置いてある植木鉢の下など、湿気の多い場所に潜んでいて餌を求めて家の中に入ってきます。
排水口をフタするなど、水回りをチェックする必要があります。
ムカデは、ほんの少しでも隙間があれば入ってきます。
窓や網戸、ドアの隙間、シンク下など水回りの隙間、クーラーのパイプ、畳の隙間など、肉厚そうで平たいムカデはどこからでも侵入できます。
隙間テープを張るなど対策を取りましょう。
朝には不思議と見ないムカデ。
寝ぼけ眼の夜中にばかり出くわしている気がします。
ムカデは夜行性なんですね。
湿気の多い場所が好きで、どんな隙間からでも侵入し、何でも食べる夜行性。
まるでゴキブリのよう…。
ですが、肉食のムカデはゴキブリをも食べてしまいます。
ゴキブリがいなくなって良いような気もしますが、ムカデは人を噛みしかも猛毒ですので、ゴキブリを求めてムカデが入ってこないように、ゴキブリ対策もしっかりと行いましょう。
活動が活発になる季節は「梅雨」
5月から10月にかけて、ムカデの活動が活発になります。
湿気を好むムカデに最も気をつけたいのは、雨が続く梅雨の時期。
玄関、窓、ベランダなど外に面する場所の隙間が常に雨で濡れているので、家への侵入確率が高くなります。
- 熱湯
- 火バサミ(トング)
- バケツ(熱湯を入れておく)
- 靴(即座に仕留めたい場合)
ムカデは熱湯に弱いです。
風呂場などであれば、直接熱湯をかけます。
熱湯をかけられないお部屋では、火バサミで挟み、バケツの熱湯に放り込みます。
見つけたときじっとしていても、つかみ損ねたりすると激しく動き出すので注意しましょう。
ムカデを見てからヤカンでお湯を沸かしていてはなかなか間に合わないので、ポットのお湯をいつでも満タンにしておくと安心ですね。
リーチが長い火バサミも大変便利です。
ない場合はガスコンロで炙ったトングで…勇気を出して!
薄いスリッパでは危険です。
必ず靴、スニーカーなどで踏みつぶしましょう。
的が外れたときに動き回り、足首や太ももに飛んでくることもあるので、噛まれないよう慎重に行ってください。
レジャーで海や山に行く機会も増える、夏。
山や草むらなどにもムカデは潜んでいます。
サンダルなどの裸足で行くのは危険です。
梅雨の晴れ間や雨上がりは、特にお気を付けください。
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