すぐできるゴキブリ撃退法6選!ゴキブリの生態・原因・侵入対処法
ゴキブリと聞いただけで、背筋がぞっとする方もいらっしゃるでしょう。
いつの時代も人間を悩ませるゴキブリですが、泣き寝入りしてはいられません。
退治法の前に、まずは敵の生態を知ることから始めましょう。
適当な温度(28℃くらい)と湿度がある環境を好みます。
よって、低温で乾燥した冬になると、家に侵入しようと試みてくるのです。
なお、20℃以下になると増殖・摂食行動が止まり、7℃以下で成長が止まって時間をかけて死んでいきます。
さらに低温の-10℃以下で死ぬとされますので(即死ではない)、北国にゴキブリがいない理由が分かりますね。
ゴキブリは雑食です。
人間の食べる食材はもちろん、ホコリや紙類、石鹸、人間の爪や髪など、とにかく何でも食べます。
また、餌がなくとも水1滴あれば、1週間以上は生きられる生命力なのです。
コソコソと夜に活動
ゴキブリは夜行性。
弱視ですが、嗅覚や触覚が非常に発達しているので、暗い中でも活動できるのです。
ただ、夜行性と言っても、電気などの明かりに弱い訳でありません。
日中に活動すると人間に見つかりやすく、太陽の光で黒い体が焼けてしまうため、夜に活動するのです。
恐怖の繁殖力
ゴキブリは1回の産卵で、卵を1つだけ産みます。
しかし、その1個の中に15~40匹もの幼虫が入っているのです。
このことから、ゴキブリを1匹見つけたら、見えないところに何十匹もいる言われています。
ゴキブリは外から侵入してきます。
水や餌を求めたり、冬の乾燥と寒さを避けて家へ侵入するだけではありません。
メスのゴキブリが出す、繁殖のための匂いにオスが呼び寄せられ、家に入ってくる場合もあります。
また、学習能力のあるゴキブリは、餌のある場所を記憶して何度も侵入してくることもあるのです。
家には多くの穴があります。
- 台所、お風呂、トイレ、洗濯機の排水口
- エアコンのダクトの穴
- 換気扇や通風孔の穴
- 玄関や窓
ゴキブリの侵入を防ぐために、パテやネット等で穴を徹底的に塞げばある程度の効果はあるでしょう。
しかし、5㎜の穴があれば侵入できてしまうゴキブリの完全締め出しは、なかなか難しいと言えます。
実際にゴキブリを発見していなくとも、上記のような「どこからでも侵入する」というゴキブリの生態ですから、予め対策をしておくと安心ですね。
家に煙を焚いてゴキブリを駆除する方法もありますが、穴を塞いだり、処置中は外出する必要があるなど、何かと手間が掛かります。
ここでおすすめするのは、毒エサを使った駆除方法です。
ホウ酸ダンゴは、ゴキブリに脱水症状を引き起こして退治する方法です。
ホウ酸ダンゴを食べたゴキブリに効果が現れるまでは、3日程度の時間が必要とされます。
ホウ酸ダンゴを食べたゴキブリの死骸やフンを食べたゴキブリも、また同じように脱水症状に陥るので、連鎖的に退治可能です。
ただし、卵には効果がありません。
ホウ酸ダンゴは手作りすることもできますが、持続性の良い市販品をおすすめします。
卵にも効果のある毒エサ
ゴキブリの神経系を損傷させて退治します。
薬剤やゴキブリの種類によって異なりますが、即効性のあるタイプでは、5時間程度で効果が出るようです。
有名なところで「ブラックキャップ」や「コンバット」という商品が市販されています。
これらのタイプは、卵にも効果があります。
ゴキブリは死ぬ直前に卵を産み落とすと言われていますので、より徹底的に退治したい方におすすめです。
丸めた新聞で叩く勇気はないけれど、その場で退治してしまいたい時の方法です。
かなりの即効性があります。
市販の「ゴキジェットプロ」等が有名です。
ただし、死角に逃げ込んだところで噴射すると、そこで卵を産み落として死んでしまうこともあります。
できるだけ、後処理のしやすい開けた場所で使用しましょう。
ゴキブリは体温調節ができないため、熱湯をかけると即死します。
ただし、少量の熱湯では効果がありません。
火傷にはくれぐれも注意して下さい。
熱湯程の即効性はありませんが、原理は同じです。
ただし、コンセントの長さにも限界がありますので、逃げられることもあるかもしれません。
角に追いやって、熱風を当て続ければ効果が期待できます。
洗剤をかけることで、昆虫が呼吸をする穴を塞いで窒息死させる方法です。
台所や洗面所で遭遇した場合に、使える手段でしょう。
ただ、窒息させるまでに1分前後の時間が掛かるため、こちらも逃げられる可能性はあります。
ゴキブリを寄せ付けないための基本は「清潔」です。
食べ残しを放置しない、生ごみはすぐに捨てる、水回りの余分な水分は拭き取るなどを習慣づけましょう。
諦めずに対策を施せば、ゴキブリを完全退治することは可能です。
日ごろから地道に頑張りましょう。
|
|
|
|