課金してる?スマートフォンの有料サービスの使用状況を徹底調査!(ゲーム・動画配信・電子書籍)
スマホユーザーが、ゲーム・動画配信・電子書籍にどれほど課金しているのかを調査!有料サービス、有料アプリ・アイテム、有料コンテンツの利用実態を市場規模の金額などから推測算出してみました。
節約アドバイザーのヨースケ城山です。
電車に乗っていると、スマホの画面しか見ていない人をたくさん見かけますよね。
一体何をやっているのでしょうか?
たまに画面が見えるときがありますが、ゲームをやっていたり、動画を見ていたりするという感じです。
「これは無料なのかな?それとも課金しているものかな?」と素朴に思ってしまいます。
有料だったらもったいないというのが私の考え方なので、今回、どれだけの人がお金を払って課金利用しているのか調査してみました。
こちらは、1万人を対象にしたフィールズ総研のアンケートで明らかになりました。(調査は2015年12月16日~22日にインターネットで実施)
スマートフォン用ゲームのアイテムや、ダウンロード型ゲームに一体どれくらい課金しているのか調査した結果、
ユーザー1人当たりの年間課金額は、約2万1,000円でした。
無課金で遊んでいる人が、9割!
なお、スマホゲームについて、課金せずに使用している無料利用者は89.1%。
全体でみると、課金しているのは約1割ということですね。
さらに詳しくみるために、課金者(10.9%)のうち平均利用額より少ない人を「低額利用者」、多い人を「高額利用者」と定義したところ、7.6%の低額利用者は、年に7,000円ほど使っている一方、3.2%の高額利用者は約5万6,000円も使っていました。
280万人強の人が、課金している計算に…
ゲームスタイル研究所が行った別の調査では、15歳~69歳におけるスマートフォン所有人口は、推定5,343万人であることがわかっています。
そのうち、スマホゲームで遊んでいる人は半分弱、推定約2,581万人という結果が出ました。
ざっくりとした値にはなりますが、スマホゲーム人口約2,581万人×課金者10.9%=約281万人が、年間約2万1,000円を課金している計算になります。
インプレス総合研究所から発売された「動画配信ビジネス調査報告書2017」によると、有料の動画配信サービス利用率は9.6%、利用経験者は16.3%になっています。
また、有料動画配信市場は、直近の2016年時点では1,256億円と言われています。
そこから、有料動画配信サービスの利用者数を算出をしてみると、スマートフォン所有人口約5,343万人×利用率9.6%=約513万人 となります。
なお、株式会社インプレスビジネスメディアが有料動画配信を利用中のユーザーを対象として視聴環境の調査を行った結果によると、スマートフォンでの視聴ユーザーの割合は、36.5%でした。
この結果を基に、スマホ単体でのおおよその市場規模も算出してみると、パソコンやタブレットなどの端末からの動画視聴も含む全体の市場規模 1,256億円 × スマホ単体での利用率36.5%=458億円となります。
よって、利用者の年間金額は、458億円÷513万人=約8,928円ほどと考えられます。
なお、Amazon プライム・ビデオが年間3,900円(税込)、Huluは月額933円(税別)となっているので、大体の方が定額の動画視聴サービスに加入していることが想定されます。
MMD研究所は、20~59歳の男女2,201人を対象に「2016年電子書籍および紙書籍に関する調査」を実施しました。
その結果、電子書籍利用率は、無料コンテンツは22.9%、有料コンテンツは16.5%となっています。
2016年度の電子書籍市場規模は、前年比24.7%増の1,976億円。
電子出版市場は、5年後に3,500億円市場へと成長すると言われています。
900万人弱の人が、課金している計算に…
スマートフォン所有人口約5,343万人×有料コンテンツ利用率16.5%=約882万人となります。
なお、上と同じMMD研究所が電子書籍の利用者に対して行った調査結果によると、電子書籍を読む際に最も利用する端末としてスマートフォンを使っている人の割合は、33.7%でした。
この結果を基に、スマホ単体でのおおよその市場規模も算出してみると、パソコンやタブレットなどで電子書籍を読んでいる人も含む全体の市場規模 1,976億円 × スマホ単体での利用率33.7%=約666億円となります。
よって、利用者の年間金額は、666億円÷882万人=約7,551円ほどと考えられます。
こちらも定額サービスが主流となっており、「Kindle(月額980円)・楽天kobo(月額380円)・iBooks(月額480円)※いずれも税込」の3社が独占しています。
こうしてみると、定額サービス利用者がほとんどだと想定されます。
私自身は電子書籍の購入しか有料サービスの経験はありませんが、年間2,000円程の出費だと思います。
今回は、市場規模などから推測した数字を出しておりますが、定額制の動画配信や電子書籍サービスも充実・定着してきましたので、結構リアルな数字であると考えて良さそうです。
しかも、この市場は全てが右肩上がりです。
うっかりするとスマホの利用料金が高くなることにもつながります。
使いすぎには気をつけないといけませんね。
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社会保険労務士合格者
ファイナンシャルプランナー
住宅ローンアドバイザー
年金アドバイザー
1973年生まれ。大学卒業後、商売の基本を学ぶため大手100円ショップに入社。1円単位の原価計算の重みを知る。その後、大手スーパーに転職し、値引きやタイムセールを担当。リアルな現場での駆け引きや相場観を養う。またその手腕により東京地区エリアマネージャーとなり、新人採用を年間4000人担当した。
著書「給料そのままで月5万円節約作戦!!」の中では固定費の削減を中心に
ラクして貯めるをモットーに活動している。
ブログでいつも取り上げているテーマは節約全般、社会保険労務士試験 住宅ローン 労働問題 ブラック企業 障害年金 40代の転職 出版について 潜在貯蓄 教育についてなどになります。興味がある方は是非ブログも覗いてみてください。
著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』
http://kotukotushinai.jimdo.com/
にもまとめられている。
ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』http://ameblo.jp/yousukeshiroyama
では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。
【著書】
2012年 給料そのままで「月5万円」節約作戦【ごま書房新社】より発売
2015年 給料そのままで「月5万円」節約作戦がkindle化されました。
2015年 「kindle無料キャンペーン」でベストセラーランキング1位を獲得して販売につなげる方法 発売。
2016年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂版発売
2016年 「子供の教育費は削りなさい!」奨学金利用者50%以上時代の新教育費計画発売
2017年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂2版発売
2017年 老後資金は49.9歳までに貯め始めなさい!: 私の老後に必要な資金は2164万円です あなたの金額は? 発売
2017年 人生の3大支出「住宅」「教育」「老後」を節約しなさい!お金の裏技3冊セット: この3つを節約すれば他の節約は不要!発売
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