とある女性議員が秘書に罵声を浴びせて話題になった日本。

イタリアでは意外に多い「ハゲ」スタイルですが、それがまた、なかなか素敵な感じがするのは、なぜでしょう。

今回は、そんなイタリア人男性の不思議な魅力に迫ってみたいと思います。

「チャ～オ～～！！！」
陽気に声をかけてくるのは、少し歳のいったイタリア人男。

屈託のない笑顔で、話しかけてきます。

「きれいな女性を見たら、声をかけないと失礼にあたるんだよ」と真顔で語るイタリア人。

そんな男にかぎって、ハゲが多いのは気のせいでしょうか。

まだ、私が小さかった頃、「ハゲの人は、エロいよね」そんな風に聞いたことがあります。

デレデレの顔をして、可愛い女の子に声をかけるイタリア人のハゲおやじ達を見ていると、あながち、それも嘘ではないかも…と思うくらいです。

いつも、いろんな女の子に声をかけてるハゲおやじに聞いてみたことがありました。
「日本では、ハゲおやじは”エロおやじ”って思われるんだよ」と。
ある意味のナンパ封じでもありました。

でも、そのオヤジは、こう言ったのです。

こんな風に言われたら、その潔さにハッとしてしまいます。

別に、惚れるわけではありません。
でも、その男気が、もしかしたら、男の魅力に繋がるのでは…そんな風に思えてくるから不思議です。
堂々とハゲであること、それは、男の色気なのかもしれません。

ハゲになるのは、男性ホルモンが多いからだといいます。
ということは、ハゲであることは、「俺はオトコだ！」という証拠であること？
だとしたら、ちまちま隠すようなことは、なんだか女々しいことのような気さえします。

一層の事、丸刈りにしてしまえ！
そうして、綺麗さっぱり、髪を刈ってしまうイタリア人は少なくありません。

髪が多い人も少ない人も、綺麗さっぱり、丸刈りにしています。

なんて、潔いことでしょう。

そう、友人は言っていました。

そういえば、何人かのサッカー選手も、丸刈りです。
それにしても、なんて、頭のカタチが良いのでしょう。
格好良く見えるのは、この頭のカタチからくるのかもしれません。

だからと言って、丸刈りにする人ばかりでもありません。
自他共に認めるほど女好きで有名な、元イタリア首相のベルルスコーニは、植毛手術をして、今に至っています。

植毛したところと、本来の髪の色が微妙に違うのは、ご愛嬌。

どちらが素敵と思うかは、人それぞれなのでしょうね。
「女性の時代」と言われる今現在ですが、こんなイタリア的男の主張もまた、イタリアのひとつの魅力なのかもしれません。