世界にある色々な伝統的な料理のまとめ!ヨーロッパ・アジア・アフリカ・北米・南米・オセアニア

執筆者: 詩月里沙

皆さんは、食べることはお好きですか?

 

自分は食べることが、大好きです。

食べるのが楽しみで日々生きています。

常に食べ物のことばかり考えています。と、いうより食べ物のことしか考えていません。
そして更に、大の珍しいもの好きなので、世界の変わった料理に挑戦するのも大好きです。

 

皆様は、珍しい料理はお好きでしょうか。

もしもご興味あるなら、各国の郷土料理とも、是非仲良くしてみましょう。

珍しい料理に興味がない方も一度挑戦してみてください。

 

今回は、世界の料理を、簡単にご紹介していきますが、実際に皆さんが現地へ足を運び、その美味を味わって頂けたら幸いです。

 

 

ヨーロッパ

 

ムサカ(ギリシャ)

ラム肉、茄子、トマトを重ね、白いソースをかけて焼く、茄子のオーブン料理のこと。

語源は、「ムサッカア=冷たくしたもの」ということからもとは冷たい料理だったようです。

ギリシャの他にもバルカン半島、エジプトなどの地中海東部一帯での家庭料理です。

グラタンみたいですね。おいしそう!

 

スブラキ(ギリシャ)

一口大に切った肉を串焼きにして焼いた料理で日本でいう焼き鳥のようなものです。

鉄道の売店や車内販売にもあるギリシャでのファストフードでギリシャでポピュラーな一品。

食べ方は、ザジキを添えたり、ピタパンに挟んだりといろいろ。

お手軽な一品。

 

ザジキ:ギリシャの前菜の一つ。ヨーグルトとキュウリのソースでギリシャでポピュラーなディップのひとつ

 

 

フリッタータ(イタリア)

イタリア風のオムレツです。

キッシュにも似ている卵料理です。

具に野菜やパスタを入れるのが一般的です。

温かいものもはもちろん冷たいものもあり、サラダ、パン、豆、オリーブ等を添えて食べます。

味付けは塩コショウだけでOKで、手軽に作れそうですね!

 

トルティージャ(スペイン)

じゃが芋やベーコンを入れて焼く、スペイン風オムレツです。

こちらも、卵料理。

具材は好みに応じて、生ハム、エビなど多数ありますが、中でもジャガイモはたいていの場合は欠かせない具材です。

同じスペイン語圏のメキシコで「トルティーヤ」という、トウモロコシの粉からできたパンもあり、ちょっと混同しそうですね。

キドニーパイ(イングランド)

牛肉、肝臓を玉葱などと一緒に煮込み、パイで包んだ料理です。

ちょっと聞いただけではグロテスクですが、臭みも少なく焼きたては特に美味しいとのこと。

珍しい料理の初心者さん向けですね。

イギリスで有名な冬料理です。

アイスバイン(ドイツ)

塩漬けにした豚のすね肉を、茹でて作るベルリンの郷土料理です。

香辛料とともに数時間煮込んで作られて、マスタードをつけて食べるのが一般的だそうです。

ドイツ版「豚足の煮込み」ともいうべきもの。

ツヴィーベルクーヘン(ドイツ)

玉葱のしょっぱいタルトです。

玉ねぎをたっぷり作ったキッシュのようなもので、秋の定番料理の一つです。

毎年、新しいワインと共に食べるのが人気です。クーヘン(ケーキ)という名前が付いていますが、甘くはないそう。日本の食材でも作れそうですね!

 

エスカルゴ(フランス)

世界の珍しい料理の王道!食用カタツムリです。

バターソースと絡めて食べるのが一般的です。初心者にとってはチョット・・・という料理かもしれませんが、ツブ貝みたいなもので、意外と馴染みやすいそう。

食べ方はトングとフォークが出されることが多いですが、トングで押さえて中身をフォークで刺して食べます。

 

 

 

ムール・マリニエール(フランス)

ムール貝をエシャロットやバター、白ワインで蒸す郷土料理です。

味付けは、エシャロット、にんにく、バター、白ワインなどと、とてもシンプルなもの。

簡単に作れるムール貝の定番レシピです。

 

アジア

 

ファラフェル(イスラエル)

ひとこ豆をつぶして丸めた揚げ物です。

日本でいうコロッケのようなものです。

中東の食べ物国民的ファーストフードといえます。

ほくほくした食感と香辛料が相まって面白い味になっています。

生野菜と一緒にピタパンに挟んで食べれば、日本人の味覚にもよく合いヘルシーに食べれます。 

ゲイメ(イラン)

牛肉とレンズ豆にレモンを加えて煮込む、イラン風のシチューです。

有名な家庭料理でハーブが強い、イランの定番料理は苦手…という方でも、この「ゲイメ」ならきっとおいしく食べられます。

ナシ・チャンプル(インドネシア)

一枚のお皿にライスと肉や豆、野菜などを全て並べた庶民的料理です。

ポピュラーなローカルフードであり、屋台やレストランや食べられています。

おかずがてんこもりで食べ応え満点!
ナシ・チャンプル専門店も多く、インドネシアに観光の際には是非立ち寄りたいですね。

 

イカン・ペペス(インドネシア)

カツオなどの魚介と香辛料を、バナナの葉で包んで蒸す家庭料理です。

イカンは「魚」を意味します。

見た目も華やかです。

カオ・パッド(タイ)

豚挽き肉とタイバジルを炒めて作る、タイ風チャーハンです。

ガパオとも呼ばれています。

味付けはあっさりとしていて、こちらも日本人向けです。

カオは米、パットは炒めるの意味だそうです。

香りが高く水分が少ないタイ米は、素人でも割とパラパラした仕上がりにできるので、自分で作ってみるのもよし。

ケェン・キオ・ワーン(タイ)

ココナッツミルク入りのグリーンカレーです。具沢山でとっても美味しそう。

辛さは控えめなので、女性や子供にも親しみやすい料理ですね。

街の大食堂では安く食べられます。

モモ(チベット)

生姜やにんにくなどの香辛料と、牛肉が入ったチベット風の餃子です。

小麦粉をこねて薄く伸ばした皮で、具を包んで、加熱した料理。

具はチキン・ポーク・ビーフなどバラエティに富んでます。

中国の餃子に見た目はそっくりですが、味はだいぶ異なります。

ドルマ(トルコ)

ピラフや野菜をキャベツやブドウの葉で包んだ家庭料理です。

ドルマとは“詰められたもの”を意味します。

パプリカ、ナス、ズッキーニ、かぼちゃなどに米、玉ねぎ、挽き肉、香味野菜などの混ぜたものを詰めて頂きます。

ゴイ・クォン(ベトナム)

ベトナム料理を代表する料理のひとつで、お肉や海老・野菜をライスペーパーで巻いて食べる「生春巻き」のことです。

中国の揚げ春巻きとは、材料・調理・味覚のすべてが異なります。

こちらは日本でもよく見られ、私たちにも馴染みのある料理ですね!

チャー・カー・ラー・ボン(ベトナム)

ハノイのみで獲ることができる「カーラン」という魚に香辛料や米麺を加え、甘ダレで頂きます。

熱々の鍋料理で、寒い冬に食べたくなる一品。

 

ひよこ豆のペースト(中東広域)

水煮したひよこ豆に、オリーブ油やレモン汁を加えてペーストしたものです。

「フムス」と呼ばれ、前菜として味わわれることが多いです。

パンなどにつけておいしく食べられます。

簡単に作れそうです。

アフリカ

 

ハマーム・マフシー(エジプト)

鳩のお腹にライスを詰め込み、丸焼きにするエジプトの名物料理です。鳩って食べられるのですね・・。

鳩は脂身が少なく、肉質が堅めで噛みごたえがあります。

香ばしく焼かれた、皮面が特に美味しいとのこと!

インジュラ(エチオピア)

エチオピアで主食として食べられているクレープ状のもの。

テフという穀物の生地から作る、ソフトで酸味の強いパンです。

元々は北部山岳地方の食べ物だそう。

残念ながら、日本人からの評判はあまりよくないとのと。

ジョロフライス(ガーナ)

ピーナツ油やパーム油で炒めた野菜とお米の炊き込みご飯です。

外見や作り方はピラフに似ています。

日本人にも食べやすい味です。

ガーナをはじめナイジェリアやギニアなどと周辺国でもさまざまなバリエーションで食べられています。

クスクス(チュニジア)

デュラム小麦で作る粒状の乾燥パスタで、北アフリカの定番の食材です。

フランス、イタリアなどのヨーロッパ、およびブラジルなど世界の広い地域で愛されている一品。

日本でも一部のカフェやレストランでは、クスクス料理のメニューが見られるようになってきましたね。

 



ボーアウォース(南アフリカ)

初期のドイツ人の入植者たちが生み出したもので、牛ミンチ、豚ミンチにコリアンダーなどを加えたソーセージです。

南アフリカ国内ではスーパーマーケットや肉屋で売っており、長いものはなんと1メートル以上のものも。

見た目も面白いですね!

北米

 

コングリ(キューバ)

豆の炊き込みご飯で見た目は、お米にフリホール・ネグロという黒豆を加えたものです。

赤飯のようで日本人にも好まれそうな一品。

キューバを代表する料理で食卓で主食として親しまれています。

アキ・アンド・ソルトフィッシュ(ジャマイカ)

アキという木の実と塩漬けのタラを混ぜて炒める、国民的代表料理です。

見た目から食欲をそそられそうですが、味もクセになるような美味しさがあります。

朝食時に、スクランブルエッグに見立てて作られるものです。

ジャークチキン(ジャマイカ)

熱帯の香辛料で作る、ソースに漬けたチキンを焼き上げたものです。

あのオバマ大統領も好物にあげる料理。

ジャマイカ独特のスパイスで味付けし、炭火で焼き、コンガリあげられたジャークチキンは、あなたもきっと一度食べたらやみつきに。

 

ファヒータ(メキシコ)

マリネにした肉や野菜を、温かいトルティーヤ(とうもろこしの平焼きパン)に巻いて食べます。

お店で注文するとピーマンとタマネギなどの野菜と共に鉄板や浅い鉄鍋に入れられ出てきます。

ビールとの相性もバッチリでこちらも、メキシコの大定番料理。

 

ブリトー(メキシコ)

小麦粉から作ったトルティーヤに、肉や野菜を混ぜて巻いたものです。

食べ応え満天でこれ一つでお腹も満たされます。

もちもちの生地もとても魅力的。



南米

 

エンパナーダ(アルゼンチン)

小麦粉の生地で、挽肉や野菜を包んで焼く、南米風ミートパイです。

さまざまな国で愛され、エンパナーダは、各国で独自の名前が付けられています。

おやつ等にも最適で、手軽に食べられます。

ワインにもよく合う美味しい料理です。

 

ポン・デ・ケイジョ(ブラジル)

キャッサバ粉(タピオカでん粉のパウダー)と乾燥チーズで作る、ブラジル風のチーズパンです。

名前はポルトガル語で「チーズパン」を意味します。

歴史が古く、18世紀には存在していたそう。

朝食の定番のひとつであり、一般的に、コーヒーとの組み合わせて食べられることが多いです。

フェイジョン(ブラジル)

黒豆と豚肉、牛肉を煮込んだ料理です。ブラジルの定番メニューです。

ブラジルでは白米にかけて食べる家庭の味。

見た目はカレーに似ていますね!

ビタミンBやカリウム、食物繊維なども含まれており、栄養たっぷりの一品。

 

 

オセアニア

 

シドニー・ロック・オイスター(オーストラリア)

小粒ながら濃厚な味わいで、人気の牡蠣です。牡蠣が苦手な人でも食べやすくオススメです。

小さくても身はプリっとしていて、濃い味が魅力的です。

ウム料理(ミクロネシア)

ウムとは、焼き石かまどのこと。タロイモや豚肉、魚介類などを熱した石で蒸し焼きにします。

サモアでは、男性が必ず作り教会から帰ってきてから食べるという習慣があります。

 

おわりに

世界には珍しい料理がいろいろあるのですね。

日本人でも食べやすそうなものも多く、食べてみたいと思う品がたくさんあったのではないでしょうか。


自分が昔、ベトナムのホーチミンへ一人旅した時、現地のお店へ本場のフォー(お米で作ったツルっとした麺料理)を食べに行きました。

大量のパクチーや生野菜が別皿でやって来て、自分で麺の上に盛り付けられるようになっていました。

せっかくなので、自分はパクチーや野菜も、一度に全部、麺の上に乗せて食べました。

とても美味しかったのですが、尋常じゃない辛さで、舌が痛くなりました。

 

「本場のフォーは、辛いものなんだぁ」と感心し、いい経験だなと思いました。

あとで気付いたのですが、別皿には、大量の唐辛子も添えられていたようです。

本当にいい経験でした。

 

皆さまも安全なご旅行を!

 
 コラムニスト情報
詩月里沙
性別:女性  |  

尊敬する作家:フランチェスカ・リア・ブロック
好きな英語の発音:conversation
得意料理:シチュー、オムレツ
尊敬する女性:アヴリル・ラヴィーン
好きな映画:「バーレスク」
好きな国:フランス、シンガポール
憧れの国:ギリシャ、スウェーデン
好物:かぼちゃ、アボカド、海老、レーズン、小豆、高野豆腐
好きな果物:柿
好きなイタ飯:ジェノヴェーゼ、ニョッキ
好きなスイーツ:スイートポテト、モンブラン、レアチーズケーキ、杏仁豆腐
好きな鮨:えんがわ、ホタテ、カリフォルニアロール
好きな料理:グリーンカレー、スープカレー、ドライカレー、インドカレー
好きなお酒:アマレット
好きな飲み物:チャイラテ
凝ってるもの:香水、アロマ
好きな香り:バニラ、苺、シトラス、ココナッツ
好きな言葉:度胸と愛嬌
モットー:善は急げ
仲良くなりたい人:理屈っぽい人、気難しい人、偏屈な人
好きな場所:代官山、広尾、白金高輪、鎌倉
自己紹介:行き当たりばったり好きな、無計画主義バックパッカー。本が恋人。
長所:物好き
短所:熱しやすく冷めやすい
特技:凝視

 

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