ディズニーリゾートの人気アトラクションはどれも連日大盛況。

混雑時には３時間待ちなんてアトラクションだってザラにあります。そんな混雑を少しでも解消し、快適にリゾートを楽しむために導入されたのが「ディズニー・ファストパス（R）」です。

 

今日はファストパス（FP）を上手に使うコツをまとめてみました。

 

 

ファストパス（FP）とは、一言で言えばアトラクションへの制限時間付き優先案内券です。

例えば「10:30〜11:30」と書かれたファストパスを持っているなら、その時間帯にアトラクションに向かえば、通常の列（スタンバイ：「SB」と略される）がどんなに混んでいようと、別レーン（FPレーン）を通じて優先的に案内してくれるのです。

FPは無料ですが、一日に発行される数も決まっており、有効時間帯が定められているほか、一度取得してしまうと次のパスを取得できるようになるのに二時間ほどかかります。

決して万能チケットというわけではないのです。

 

あくまでも優先的に「案内」してもらえる券なので、場合によってはFPレーンでも待ち時間があることもあります。ご注意ください。

各アトラクションのエントランス付近に専用のFP発券機が設置してあり、その機械にパスポートのバーコードを読み込ませることで発券されます。

一枚のパスで発券出来る枚数は一枚のみなので、全員分のFPをまとめて発券する場合はみんなのパスを預かってくる必要があります。

ほとんどの人気アトラクションでFPが利用出来ますが、なかにはFPに対応していないアトラクションもあるのでご注意を。

 

ディズニーランド：

ビッグサンダーマウンテン、スプラッシュ・マウンテン、プーさんのハニーハント、ホーンテッドマンション、キャプテンEO、スターツアーズ：ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー、スペース・マウンテン、バズライトイヤーのアストロブラスター、モンスターズ・インク“ライド＆ゴーシャーク

 

ディズニー・シー：

タワー・オブ・テラー、トイ・ストーリー・マニア！ ストームライダー、インディ・ジョーンズ・アドベンチャー：クリスタルスカルの魔宮、レイジング・スピリッツ、マジックランプシアター、海底２万マイル、センター・オブ・ジ・アース

ディズニーリゾートに来たのであればFPを利用しない手はありません。

うまく使えば一日に乗れるアトラクションの数を多く出来て、しかも待ち時間は短縮できますからね。

FPを上手に利用するには「より多くのアトラクションに乗ること」ではなく「より早く効率的にFPを利用すること」を念頭に置いて考えると、行動しやすくなります。

大まかな流れは以下です。

 

1. まずは一番のお目当てのアトラクションのFP（一枚目）を取得
2. 別のお目当てのアトラクションの通常列（スタンバイ列）に並んで、楽しむ
3. 次のFPが発券できる時間になったら「二枚目のFPを発行してから」一枚目のパスを消費しにいく

基本的にはこのルーチンを繰り返すだけでいいはずです。

観たいショーや、予約しておいたレストランなどと時間がかぶらないように気をつけて下さい。

さらに、アトラクション間の移動距離も念頭に置いて考えれば完璧です。

FPを使っても待ち時間が15分ほど発生しますし、その間にマップを使って確認しておきましょう。

非常に便利なFPですが、実は意外なところに落とし穴があります。

それは「発券終了」という事態です。

一部の超人気アトラクションは開園から1時間もすればFPが「売り切れ」状態になってしまうことがほとんどで、その場合は諦めて大人しく「スタンバイ」で待つしかありません。

また、閑散日には人気の低いアトラクションはFPの発行を止められてしまうこともあり、ランドの反対側からFPを取りに走ってきたけど既に売り切れていた・発行されていなかったという事態になりかねません。

FPの発券状況はディズニーのサイトから確認出来ますので、予め確認しておくといいでしょう。

Top ＞便利なサービス＞ファストパスのページに飛んで、下の方にある二次元コードを読み込み、モバイルサイトからどうぞ。

テーマパークは生き物です。

混雑状況は日々違うので、どんな状況でも必ずうまくいくような「必勝法」というのは存在しません。ディズニーリゾートともなればなおさらで、パークの混み具合や入園時間によって戦略も変わってくるでしょう。

 

自分が行きたい日、乗りたいアトラクションなどがもうあらかた決まっているのであれば、ディズニーランドに詳しい友人などにアドバイスを仰ぐのも手です。

年間パスポートを持っている人は、何度も暗記するほど通っているかと思いますので、待ち時間やファストパス情報なども細かく覚えています。

この季節のこのアトラクションはだいたい何分待ち、など非常に有効なアドバイザーとなってくれるでしょう。