目指せネイティブ!自然に英語を話すコツ -表情とジェスチャーで豊かな表現を目指そう-
こんにちは、Super World Club代表の大澤眞知子です。
言語音声学・脳心理学を基に、英語指導を行い35年になります。
日本人の脳(特に子供)に、英語理解が可能なネットワークを作る挑戦を続けています。
そんな経験から、どうしたら「自然な英語の話し方」が出来るかということをお話ししていきたいと思います。
ちなみに最も確実な方法は「英語を母国語とする親から生まれること」ですが…そんな!無理ですよね。
これは飛ばして現実的な方法に進みましょう。
英語のNative Speakerが話す時の表情を観察してみて下さい。
表情も正にコミュニケーションの手段です。
写真は英語教育パートナーのRobert McMillan。Writingと数学の専門家です。
生徒が思わず引き込まれる表情です。
このような表情では、特に二つの主要な筋肉がよ~く働いています。
図の1番、赤い部分のOrbicularis oculi。
2番、緑の部分のZygomaticus major。
思いっきり本当の笑顔になる時に活躍する筋肉です。
作り笑いの時には、2番だけしか動きません。
思いっきり笑顔で筋肉を動かす練習をしておいて、実際に英語を話すときには盛大にそのふたつの筋肉を動かす。
これを行えば、話している英語の魅力やパワーが倍増する話し方が出来ますよ。
Native Speakerのような表情の真似も簡単になるはずです。
“Hi.”と挨拶をするときに、ちょこっと眉毛を上げる。
これだけで、ずいぶん感情豊かな自然な英語を話す準備が出来るはずです。
パートナーのRobertがこんなことを言ってます。
「日本人と話すときには、手を後ろに組むことにしているよ。日本人はジェスチャーを使わないから、こっちの身振りが大きいと不快な顔をする人がいるね。」
日本語にはあまりジェスチャーは使いませんね。
特に手はかなりおとなしめです。
英語で育つ子供たちには、生まれた時から周りの大人がジェスチャーを使い、言語の発達を促します。
発達・言語心理学では、ジェスチャーは「語彙の豊富さ」「相手の言いたいことを理解する能力」「いい聞き手になる能力」を高めると言われており、科学的な研究で証明されています。
英語を自然に話したいと思っている日本人にも、もしかして効果があるかも知れません。
ただ、気をつけて下さい。
実は日本人が頻繁に見せるジェスチャーで、注意すべきものがあります。
そしてその手振りは、実は英語圏では不快に思われるものなのです。
そのジェスチャーとはこれ。
何かを否定したり、何かを勧められて断る時の手振りです。
顔の前で手のひらを立てて振るアレです。
英語では「臭い!(“P-U!”)」という意味になります。
ありゃ。
そんな失敗を避けようと思ったら、話している相手をよく観察してみましょう。
まずはジェスチャーも真似をしてみること。これが秘訣です。
英語で相手の話を聞いて理解出来た時には、ゆっくり頷く。
よく分からない時には、首を傾げる。これも少し「?」を見せるようにしましょう。
ゆっくりした簡単なジェスチャーを行うことで、脳が「余裕」と勘違い。
ドキドキせずに自然な英語が出てくると思いますよ。
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Super World Club(代表取締役)
superworldclub.co.jp
言語学、脳心理学と、コンピューターサイエンス、数学を組み合わせた独特の指導法を実践しています。
クリティカルシンキング、創造力を備えた日本人を作るため、英語での準備から最終ゴールのカナダ着地までをカナダの人的ネットワークでサポート。
大きな未来へコーチします。
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