聞き手を惹きつけるプレゼンテーションに共通する3つのテクニック! -印象を高める良いプレゼンと、人を飽きさせる悪いプレゼンの違い-

執筆者: 竹内慎也 職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役

考動型営業育成トレーナーの竹内慎也です。

 

プレゼンを聞いたとき「いいな」と思うこともあれば、興味関心を引き付けられないときがあります。

そのような時には、プレゼンテーションの良い点と悪い点を見ることで、なぜ面白いのか、なぜ面白くないのかが少し分かると思います。


今回は「良いプレゼンテーションと悪いプレゼンテーションにある違いとは何か」を、3つのポイントでご紹介します。

 

 

良いプレゼンテーションの特徴1 間を取る

良いプレゼンテーションには、適切な間があります。

しかし悪いプレゼンテーションにはそれがありません。


強調したい言葉の前に「沈黙」という間があるかどうかです。


例えば「私がお伝えしたいのは○○です」と伝えるよりも「私がお伝えしたいのは(沈黙…)○○です」と伝えたほうが、より伝わりやすくなります。

 

また、このように伝えることで「え?次に何が来る?」と聞き手は期待します。

このようにして相手を引き付けることが、プレゼンテーションのポイントなのです。

 

良いプレゼンテーションにするためには「強調したい言葉の前に間を取る」ことが重要です。

良いプレゼンテーションの特徴2 一本調子ではない

良いプレゼンテーションにはリズム感があります。

そして悪いプレゼンテーションは、抑揚が少なく、一定のテンポで進みます。


リズムが一定になってしまうと、聞き手が飽きてしまうのです。
リズム感があれば聞き手が話に乗っていきやすくなります。

 

そのためには、話すスピードを変えたり言葉の勢い声の大きさなどを変えてみましょう。

それにより、話に抑揚やリズムが生まれます。

 

リズムを意識してプレゼンすることが2つ目のポイントです。

 

 

良いプレゼンテーションの特徴3 即興性がある

大抵のプレゼンはしっかりと事前準備をした中で行われます。

しかし当日、その場の空気感を見て即興性を持ったプレゼンをすることも非常に大事です。

 

良いプレゼンは、事前準備に加えその当日の何かをネタにします。

しかし悪いプレゼンは準備したことしか話さないのです。

 

例えば「今日、新幹線に乗って来たときに、ちょうど皆さんと同じ地域の方と同席したのですが、私はこの地域の名産は××だと思っていたんです。しかしその方は○○って言われたんですよね。全く知らずに来てしまうところでした」といった、小話を入れてみましょう。

 

それだけでも当日の即興ネタとして充分活用出来ます。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。以下はまとめです。

 

良いプレゼンテーションのポイント
  • 強調したい言葉の前に間を取る
  • 話すスピードを変えたり、言葉の勢い、声の大きさなどを変えてみる
  • 即興性を持った内容を交える

 

悪いプレゼンテーションのポイント
  • 適切な間がない
  • 抑揚が少なく、一定のテンポで進む
  • 準備したことしか話さない

 

プレゼンテーションは話す内容ばかりに気が向くと思いますが、このように印象を高めるテクニックも大切なのです。

ぜひ実践してみて下さい。

 
 コラムニスト情報
竹内慎也
性別:男性  |   現在地:osaka,japan  |   職業: 人材育成のウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役

大学卒業後、DJとして活動するも挫折。1年出遅れ、リフォーム訪問販売会社に入社するが、結果は出ず売れない社員となる。その後、ベンチャー企業への出向や、ECビジネスの新規事業に関わるも挫折し退職。
何もやることのない状態の中、 たまたま家にあった物をネット販売し売れたのをきっかけに、ネットショップ開設、アフィリエイトで月収120万円を達成。しかし半年後、有頂天の反動により急激に売り上げが下がり、断念する。
その後、株式会社インテリジェンスに転職。この時、「絶対にトップセールスになる」と誓い、翌年新人賞を獲得。さらに年間トップセールスに輝き、全国での入賞の常連となる。また、管理職に昇進後は、チーム・グループ単位でも連続入賞するなど個人でなく組織での業績貢献をする。
2009年、個人でセミナー・異業種交流主催団体「ファーストクラス」を会社勤めのかたわらスタートし、1年間で1000名以上を集客する。
2010年退職。フリーで研修講師として「質問力と仮説構築力・行動設計強化」の研修を実施。
2011年、法人営業研修会社「ウィルスキルアソシエイト株式会社」を設立。
代表取締役に就任し、 営業研修・階層別研修・業界特化研修・コンサルティングを開始。毎日講演を目標に、苦労体験から営業、コミュニケーションまで幅広いジャンルを持つ。現在は年間研修150回以上実施。
過去に開かれたセミナーの満足度は累計で98%に達している。

2012年6月に初の著書非エリートの思考法
を出版。若手、中堅、初級管理職の育成も手掛ける