お金を貯めるには「固定費」から!生活水準を落とさず貯金・貯蓄を貯める方法

節約のプロが教える、貯金・貯蓄を増やす節約方法を解説します。我慢する節約生活はつらいし苦しいですよね。生活のレベルを落とさない家計の節約術とは。

執筆者: ヨースケ城山 職業:節約アドバイザー
我慢しない節約方法!貯金は「固定費」からやりくりするとよい

初めまして、節約アドバイザーのヨースケ城山です。

今回のテーマは「節約は何を削るべき?」です。

結論から申し上げますが、固定費から削っていただく方が楽に簡単に削ることが出来ます。

 

 

固定費と変動費なら「固定費」から削減しよう!

家計には固定費と変動費の2つが存在します。

 

固定費とは

固定費とは住宅ローン、家賃、駐車場代、通信費、住民税、所得税、塾費用、夫(妻)小遣いなど、毎月一定にある決まった金額の家計支出のことです。

ある程度の年齢になれば必ず出ていくお金と言ってよいでしょう。

 

変動費とは

変動費とは食費、水道光熱費、レジャー費、被服費、雑費のように、使った量により毎月の支出が一定ではない、変動する家計の支出のことです。

 

家計節約における固定費削減のメリットとは

固定費の削減は、最初に一度行えばその効果が続くので、日々のお金でのストレスがなく節約ができるというメリットがあります。

一度やればそれが永久に持続するという魔法の効果があります。

そして、長ければ何十年間もその効果が期待できます。

 

節約=我慢ではない!

節約=我慢してやるものだと思っていませんか?

 

欲しいと思ったものを我慢する。
なるべく安いものを買って慎ましく暮らす。
これは間違っているとは言いませんが、私の中では正解ではありません。

 

固定費の削減で浮いたお金を貯蓄しよう

私の中での正解は、「固定費の削減をしてその浮いた分を貯金にする」。
欲しいものを買うという方向に向け、日々の生活の中でのお金によるストレスをなくしていこうというものです。

毎日毎日お金のことを考えて生活していく、これはある意味では普通のことかもしれません。
しかし、お金の心配をしないで生きていければこんなに素晴らしいことはないでしょう。
それが固定費の削減の効果なのです。

 

固定費の削減で生まれた貯蓄「潜在貯蓄」とは

想像してみてください。

 

住宅ローンの支払いが今より3万円少なくなったら、月2万円は貯金に、月1万は欲しいものに使えますね。

思い切って車をなくしてしまおうか…5万円も少なくなったら何が買える、いくら貯金が出来る?

所得税や住民税なども今よりも1万円少なくなったら…。

家族4人で2万円もする通信費が、家族4人のままで5000円になったら…。


ここに紹介したものは、いずれも私が固定費の削減で効果を出したものです。
この節約して出来たお金のことを、私は「潜在貯蓄」と呼んでいます。

 

削れる固定費はないか考えてみよう

潜在貯蓄の主なものは、固定費であれば以下の方法を考えてみましょう。

 

住宅ローンの見直し

住宅ローンの見直しによって、利息の支払いを少なくして総支払額を少なくする。


家賃の見直し

家賃であるなら住む地域や利便性などを再考慮することにより、月々の支払いを少なくする。


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車は必要か?

駐車場の場所を変える。車を軽自動車に変える。または車を手放すことを検討してみる。


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税金を安くする方法はないか

税金の見直し方、まずは自分が支払っている額を知る、税金を少なくする方法を探す。


各種制度を利用してみる

住宅ローン控除、ふるさと納税制度などを利用してみる。


惰性で支払っているお金はないか

新聞代・週刊誌代・月刊誌代などは適正か?惰性で買っていないか?


スマホやネットなどの通信費の見直し

通信費は異常ではないか?家族でもう少し検討してみる。


家族へのお小遣いを見直す

夫(妻)のお小遣いは多すぎないか?子供のお小遣いは多すぎではないか。


子供の教育費は費用対効果を考える

子供の教育費は聖域にしていることが多いが、それで良いのか。費用対効果を考えて費用を抑える。


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月額会員費を見直す

毎月費用が発生する月会費物は、本当に必要か考えてみる。月々払っているアプリの解約など。


こういった見直しにより、だいたいどこの家庭でも月5万円の潜在貯蓄が生まれます。
この潜在貯蓄は貯金に回すもよし、好きなものを買うのも良しと、それぞれのライフスタイルに応じて工夫して貰えればと思っております。

 

生活レベルを下げなくても貯金は出来る

固定費の削減は生活レベルを下げるということではありません。
逆に、今まで工夫をしていなかった固定費にメスを入れることによって、生活レベルはそのままで生活を豊かにしようという取組みなのです。

家庭によってはこれ以外にも固定費の削減が出来るものもあると思います。

これからの長い人生を考え、早めに自分に合ったライフスタイルを確立して、豊かな人生を歩んで貰いたいと思っております。

 
 コラムニスト情報
ヨースケ城山
性別:男性  |   職業:節約アドバイザー

社会保険労務士合格者

ファイナンシャルプランナー

住宅ローンアドバイザー

年金アドバイザー

1973年生まれ。大学卒業後、商売の基本を学ぶため大手100円ショップに入社。1円単位の原価計算の重みを知る。その後、大手スーパーに転職し、値引きやタイムセールを担当。リアルな現場での駆け引きや相場観を養う。またその手腕により東京地区エリアマネージャーとなり、新人採用を年間4000人担当した。

著書「給料そのままで月5万円節約作戦!!」の中では固定費の削減を中心に
ラクして貯めるをモットーに活動している。

ブログでいつも取り上げているテーマは節約全般、社会保険労務士試験 住宅ローン 労働問題 ブラック企業 障害年金 40代の転職 出版について 潜在貯蓄 教育についてなどになります。興味がある方は是非ブログも覗いてみてください。

著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』
http://kotukotushinai.jimdo.com/
にもまとめられている。

ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』http://ameblo.jp/yousukeshiroyama
では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。

【著書】
2012年 給料そのままで「月5万円」節約作戦【ごま書房新社】より発売
2015年 給料そのままで「月5万円」節約作戦がkindle化されました。
2015年 「kindle無料キャンペーン」でベストセラーランキング1位を獲得して販売につなげる方法 発売。
2016年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂版発売
2016年 「子供の教育費は削りなさい!」奨学金利用者50%以上時代の新教育費計画発売
2017年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂2版発売
2017年 老後資金は49.9歳までに貯め始めなさい!: 私の老後に必要な資金は2164万円です あなたの金額は? 発売
2017年 人生の3大支出「住宅」「教育」「老後」を節約しなさい!お金の裏技3冊セット: この3つを節約すれば他の節約は不要!発売

 

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