サッカー日本代表サポーターの問題点(応援の問題) (1/2)

執筆者: トム小島

 

新しい監督も決まり、次のW杯に向けて動き出したサッカー日本代表。
しかしながら、ブラジルW杯の惨敗は決して忘れることはできません。

ブラジルW杯での惨敗の責任は、うやむやになったまま結局誰も取らずにという印象で、
日本サッカー協会の誰も責任をとることはなく、もやっとしたまま進んでしまっている状況に不安を覚えている方も少なからずいると思います。

この責任問題やサッカー協会について、いろいろと言及したいところですが、
ここでは、ちょっと視点を変えて、誰も話題にしない「サポーター」について、論じてみたいと思います。

 

 

 

ブラジルW杯での日本サポーター

 
ブラジルW杯では、日本から遠いブラジルでの開催ということにも関わらず、
多くの日本人サポーターが現地で観戦をしました。

正確な数はわかりませんが、4000人~8000人が現地に訪れたと言われています。

日本からブラジルまでの移動に丸一日かかることや、
移動・宿泊に多大な費用(一部のツアーでは3試合で170万円も!)がかかることなどを考えると、
これだけ多くのサポーターがブラジルまで行って日本代表を応援したことは、驚くべきことであり、
それだけ日本にサッカーが根付いており、日本代表サポーターの絶対的な数が多いことが理解できます。

また、日本人サポーターは他国のサポーターに比べて、
とてもマナーがよく、友好的であり、スタジアムではごみを拾って帰るなど、
全体的に高く評価されていたと言えるでしょう。

しかし、スタジアムでの「応援」に関して言うと、
今回のW杯の日本代表サポーターのスタジアムでの応援は”残念だった”と言わざるを得ません。

 

 

日本代表サポーターの応援の何がだめだったか?

 


率直に言えば、日本代表サポーターの応援は「盛り上がりに欠けた」ということです。

ブラジルW杯での日本代表の試合で、
日本代表サポーターの応援が、スタジアムに響くことは、ほぼなかったと言えます。

もちろん、試合内容が良くなかったことや、
1試合約2000~3000人が訪れたとはいえ、約5万人ほどのスタジアムでは少数であることなど、いろいろな理由があり、スタジアムに響くまでの応援を求めるのは酷であることは理解しています。

また、日本だけでなく他の多くの国のサポーターの応援についても、
同様に盛り上がりに欠けていたことは事実です。

しかし、そういった理由があるにせよ、
もう少し盛り上げることはできたのではないか、と思ってなりません。

 

 

現地の人をうまく巻き込めなかった応援


第3戦のコロンビア戦は、圧倒的なコロンビアサポーターの数の前になすすべもなく、ということで、これは仕方ないのですが、
第1戦、第2戦に関しては、対戦相手のサポーターは日本より少なく、もっと良い応援ができた感は否めません。

この2試合は、対戦国のサポーターではなく、現地のブラジル人が大多数でした。

その現地の人達をいかに自分たちの応援に巻き込めるのか、
これが大きなポイントでした。

日本のサポーターは、「ハチマキ作戦」という、現地の人に、日の丸のハチマキを配り、着用してもらって日本を応援してもらうという企画を実行し、これはとても効果があって、現地の人達は喜んでハチマキを付けて、日本を応援する心構えができていました。

また、現地の人達は、ワールドカップというお祭りを楽しみに会場に足を運んでおり、
とにかく「盛り上がりたい」、「騒ぎたい」という感じで、一緒に応援する気満々の人が多くいました。

しかし、試合が始まっても、残念ながら現地の人達は日本の応援をできずにいた、というのが現実です。

 

 


それはなぜか?

 

 
 コラムニスト情報
トム小島
性別:男性  |  

『厳しくも愛のある文書』がモットーの辛口コラムニスト。
大学卒業後、一般企業に就職するも大好きなサッカーへの情熱を断ち切れず、
スポーツライターの道へ進むことを決意。

学生時代からライターへ転身した現在に至るまで、
イングランド、イタリア、スペインなど数多くの国で試合を観戦し、
2014年のワールドカップブラジル大会も現地で試合を観戦。

最近もっとも気に入っているクラブは、
スペインで果敢な攻撃的サッカーにチャレンジしているラージョ・バジェカーノ。