出世の石段で仕事運UP!東京虎ノ門のパワースポット「愛宕神社」を紹介 (2/2)
「出世の石段」に果敢に挑戦した人達
そして何より興味深いのは、後世、この86段の「出世の石段」に果敢に挑戦した人達が居たことです。
一人目は、仙台藩の廃藩後曲馬師をしていた石川清馬で、明治15(1882)年に自らが成功させ、これにより石川家は徳川慶喜より葵の紋の使用を許されたそうです。
二人目は、参謀本部馬丁の岩木利夫で、愛馬・平形の引退記念として挑戦し大正14(1925)年11月8日に成功したのです。
この模様は、山頂の東京放送局(現・NHK)によって生中継され、これがラジオによる日本初の生中継となったのです。
三人目は、渡辺隆馬という馬術のスタントマンで、昭和57(1982)年、日本テレビの特番「史実に挑戦」で実施され32秒で登頂したそうです。
頂上にある「将軍梅 平九郎手折の梅樹」
これらの話題により「出世の石段」は、全国的に知られるようになったのです。
石段を登りきった上には、社殿と共に「将軍梅 平九郎手折の梅樹」があります。
手折った梅が成長した梅の木と言われ、こちらも見ておくと良いでしょう。
おわりに
ここ愛宕神社は、出世の石段以外にも有名な話がたくさんあります。
桜田門外の変を起こした水戸浪士の集合場所であったり、勝海舟が西郷隆盛を誘い、山上で江戸市中を見回しながら会談し、江戸城無血開城へと導いたとされています。
そう、愛宕神社は何か大きなことを成し遂げられるパワーが宿っているとも言われているのです。
皆さんも、一度出世の石段を登って、そのパワーを授与されてはいかがでしょうか。
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