唐辛子好きすぎ王国、カラブリア!トウガラシ祭「ペペロンチーノ・フェスティバル」の様子
イタリア南部に位置し、情報の少ない州の1つです。
カラブリアの見所、グルメや特産品など情報をご紹介していますが、今回は唐辛子について。
イタリア料理と唐辛子の組み合わせ、イメージが湧かないかもしれませんね。
唐辛子といえば韓国ですが、実はイタリア共和国の中にも唐辛子王国があります。
それが、私の住むカラブリア州なのです。
カラブリア料理は、昔からピアット・ポーヴェロ(貧しい食事)と呼ばれていました。
中世から、常に外国人に支配されている厳しい封建時代を強いられてきたため、平民の生活は貧しいものでした。
彼らは、大航海時代に南米から持ち込まれたとされる唐辛子を使い、知恵を絞って1年中食べられる保存食を作っていたのです。
現在でも、カラブリア特産食品の多くは、価値の低い部位の肉、安い魚、大量に収穫できる野菜などを、唐辛子を使って保存しているものです。
そういった辛い歴史がありながらも、カラブリア人は今でも唐辛子を愛して止みません。
夏は、新鮮な唐辛子をパスタに合わせて。
冬は、野菜の炒め物や煮込み料理に、乾燥唐辛子を加えて楽しむ。
オリーブオイル漬けや粉末状にしても美味しいです。
カラブリア人は、色々な種類の唐辛子を多様な方法で保存し、1年中唐辛子を楽しんでいます。
2014年で22年目を迎えた、ペペロンチーノ・フェスティバル(唐辛子祭)。
毎年9月、ティレニア海沿いのディアマンテという町で行われます。
ルンゴマーレ(海岸沿いの歩道)には、カラブリアの特産品を売るお店が並び、賑わいます。
様々な唐辛子を売っているお店もあります。
小さな広場では、ジャズ生演奏や大道芸のパフォーマンスなどが行われる、大変楽しいお祭りです。
そして、お祭りの1番の見所といえば「唐辛子大食いコンテスト」。
イタリア各地で選ばれた人々が集結し、最終戦をこのフェスティバルで競います。
30分間、小さく切られた唐辛子とオリーブオイル、パンだけしか口に出来ません。
唐辛子王国ならではの、とても過酷なコンテスト。
今年は、30分間で900グラムもの唐辛子を食べた、北イタリア・ウーディネ出身の男性が優勝しました。
唐辛子王国カラブリアですが、辛くない料理も数多くあります。
カラブリアに来られた方は、思っていたより辛くない、と驚かれることがあります。
しかし、サラミや特産物でも、辛い物と辛くない物の2種類あるのが普通です。
レストランや家庭のテーブルには、生やオイル漬けの唐辛子が置かれています。
そして、好みに合わせて辛さを足すのがカラブリア流。
ぜひ、お好みの辛さを見つけにカラブリアへお越し下さいね。
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イタリア南部カラブリア州の北部、カストロヴィッラリ在住。
本場マンマにより郷土料理レッスン運営や、旅行のお手配・ご案内をしております。
特に情報の少ないカラブリア州をたくさんの方に知って頂けると嬉しいです。
☆カラブリア州での生活、食事、観光案内やおススメなどを発信中
スロースローカラブリア http://calabria.exblog.jp/
☆近郊の町の見どころやお料理レッスンなどの情報を載せています。
北カラブリアの休日 http://www.lafeluca.net/
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