急にお金が必要になった時は?自宅を担保にするホームエクイティローン制度とは

執筆者: 田井能久 職業:不動産鑑定士
はじめに

こんにちは、不動産鑑定士の田井能久と申します。 

 

お金が必要になった場合に、銀行からお金を借りる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、無担保のローンは一般に金利が高く、資金計画を誤ってしまうと大変なことになります。

そこで、お家をお持ちで、現在の不動産の資産価値がローンの借入残高を上回るなら「ホームエクイティローン」を検討されるのも良いかもしれません。

 

ホームエクイティローンとは

ホームエクイティローンとは、例えば不動産の評価額が3,000万円で、ローン残高が2,000万円なら、1,000万円を正味価値としてローンの額が検討されるものです。

若い時に不動産を買って、長い間コツコツとローンを支払ってきたため残高が少ない方や、親の代からの不動産を引き継いでいる方には、融資の実行可能性が高い商品であります。 

 

 

リバースモーゲージとの比較

良く似たもので、リバースモーゲージというものがあり、同じく自宅などの不動産を担保にお金を借りるシステムがあります。
会社や実施している自治体によって条件が違いますが、一般的にリバースモーゲージは、高齢者の老後資金をサポートするという商品特性があります。

自宅を丸々担保にするため、借り入れ出来る金額が大きく、月々の返済は不要で、担保物件の売却代金などによって一括して返済します。

または、ローンを借りた高齢者がお亡くなりになった時、法定相続人の手許資金や相続財産を処分したお金で、返済することが可能のようであります。 

 

ホームエクイティローンは比較的若い世代が対象

その一方、ホームエクイティローンは利用額も3,000万円ぐらいが上限で、ローン対象となる年齢も20歳以上65歳ぐらいまでと、比較的若い世代を対象としています。
そして、返済に対しても月々の定額返済を採用しているようです。

 

ホームエクイティローンを使うべき事例

このように、ホームエクイティローンは40代から60代ぐらいをメインにしています。

ローンも順調に支払っているまだまだ働き盛りの方へ、自宅を担保にすることで、一次的に必要になったお金のサポートしようという商品であるといえます。

 
例えば、ご先祖はご商売をされていて、大きな家を残してくれた。
しかしご自身はいわゆる“普通”のサラリーマンだとします。
ある日可愛いお子さんが「アメリカに行って最新医療を学びたい!」と言い出した場合、その夢を実現させるためにはお金が必要であります。

そんなときに、ご先祖が残してくれた「お家」が、その夢を後押ししてくれるツールになるかもしれませんね。 

 

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。
ホームエクイティローンという制度について説明させて頂きました。
もし大きなお金が必要になった方の中で、このローンを受けられる対象者に当てはまりそうな場合は、一度調べてみて下さい。 

 コラムニスト情報
田井能久
性別:男性  |   現在地:愛知県名古屋市  |   職業:不動産鑑定士

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